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米良美一&金森大(名古屋ブルーノート) [音楽鑑賞]

米良美一さんのライブを聴きに名古屋ブルーノートに行ってきました。
米良さんのライブでしか行ったことがないのですが今回で三回目です。

先週は知人が出るライブを聴くため大きな公園ととある和風喫茶店をはしごしました。フォークが好きな方々が出演されていましたが、これもなかなか楽しい経験でした。ギター(もちろんクラシックギターではない)が得意な方々でしたが、多くの方がご自分の作詞作曲で演奏されていました。歌唱力に期待して聴いていたわけではないのですが、中にはカウンターテナーで素敵な二重唱を聞かせてくれる方もいて楽しめました。

そのようなわけでちょっとクラシックから離れたコンサートが続いている私です。

昨日の米良さんのライブも昭和から平成にかけて流行した曲のカヴァーがほとんどでした。(一部米良さんのためのオリジナル曲がありました。)
プログラムは以下のとおり。(急いで書いていますので漢字など後で訂正します。)

①もらいなき
②別れの予感
③曼珠沙華(まんじゅしゃか?)
④めぐりあい(ピアノソロ)
⑤五番街のマリー
⑥海を見ていた午後
⑦いちご白書をもう一度
ファーストラブ
⑨難破船
⑩もののけ姫
⑪ありのままで
⑫ヨイトマケの歌
⑬愛して愛して愛しちゃったのよ(アンコール)

①~③までは赤いチャイナドレス、⑤からは白黒のストライプのスーツでした。

今回米良さんの歌で初めて聴く曲がほとんどでした。有名な曲でも私自身があまり聴いたことがない曲も多く、新鮮な気持ちで聴くことができました。そのようなこともあって「良い曲だなあ」と思いながら聴いていましたが、それらの曲をよくご存知と思われる方々の席からも「うまいねえ~」という声が時々聞こえてきました。
私も一曲目の「もらいなき」などはよく知っていますし、一青窈さんの歌も大好きなのですが、今回の米良さんの歌はさすがだなあ~と唸ってしまいました。
「もののけ姫」なども原調よりも低い声で歌っていらっしゃいましたが、全体の中でのカウンターテナー唱法の割合は結構多く、すべて気持ちよく聴くことができましたし、効果的な演奏だったと思います。
1stステージ、2ndステージがあり、私は今回は「2ndのほうがより楽しめる」という噂から2ndにしたのですが、心から楽しむことができて帰りが大変でしたがそうして良かったと思っているところです。おそらく1stも素晴らしかったのではないのだろうかと思います。

聴きながら頭に浮かんだことは「米良さんは本当に音楽の神様に愛されているんだなあ。」ということ。
どの曲を聴いても「他人の曲」ではなく米良さんの世界になっていてぐっとくるのです。「ぐっとくる」というのは初期のCDのライナーノーツにもあったような気がします。
またどの曲も本来の米良さんならではの繊細さに溢れていたと思います。最初の「もらいなき」は歌唱力もさることながら踊りながらの歌唱というのに度肝を抜かれていたのですが、ほとんどの曲が基本的に優しい声でささやくような雰囲気で歌われていたと思います。米良さんの優しい声に包まれているようなそんな気持ちで聴かせていただきました。「ヨイトマケの歌」も力みのない声で歌われていました。

今回金森大さんの伴奏は初めて聴きましたが、米良さんの声の繊細さを引き出す繊細な伴奏でした。「愛して愛して愛しちゃったのよ」は今までも聴いたことがある塩入俊哉さんの編曲だと思いますが、今回の伴奏はほとんどが金森さんの編曲だったようです。コンクールなどの伴奏ピアニストをされているようですが、歌い手が安心して身を任せることができるピアニストだと思います。

ところで私はブルーノートに本の忘れ物をしてしまったようで少し焦っています。家族に頼んで受け取ってきてもらおうと思っています。


(4月24日追記)
noripさんが私の書いてないことを書いてくださっています。→こちら

それから忘れ物はちゃんとありました~。
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二日連続でオペラ観劇してしまいました [音楽鑑賞]

二日連続で同じ人の演出による「フィガロの結婚」を観てきました。
名古屋二期会第43期研究生・研修生のオペラ公演で出演者の半分が研究生・研修生、半分は会員でした。
また一部の役を除いてダブルキャストでした。
出演の会員は若手が多かったでしょうか。研究生・研修生は音大卒ばかり、若手ばかりではないようでしたが。研究生と研修生の違いが今ひとつよくわかりませんが(東京の二期会も関西二期会も同じシステムなのかもわかりません。)、中には音大卒でなくて頑張っている方もいらっしゃったかもしれません。

研究生・研修生のカリキュラム終了記念の公演ということなのでしょうかね?とにかくチケット代が1000円という安さもあって二日連続で観に行くことになったのでした。(ほかにも用があり、そのついでに行けるという理由もありました。)

大劇場ではなく小劇場での公演で、一応オーケストラピットのように低くなった場所にはグランドピアノ(K.KAWAIと書いてありました。)とRolandの電子チェンバロ(3本足)が。ピアノの方は二日間伴奏をしていましたが、休憩が多いチェンバロの方と違いとてもハードだったのではないだろうか、と思いました。もちろん経験豊富な伴奏者&コレペティトゥーアのようなのでこれが当たり前なのかもしれませんが、歌手より大変そうでした。譜めくりさんもぼ~っとしていられないし、こちらも大変そうでした。だからと言ってチェンバロ奏者が暇だったというわけではないのですが、ピアノに比べれば演奏も緩やかな感じで、休みが多かったので楽そうでした。とにかく15分の休憩はありますが約3時間ですからね~。しかも二日連続。絶対歌手より大変だと思うのですが・・・。それとチェンバロ奏者と言ってもいわゆる「チェンバロ奏法を学んでいてオリジナル楽器のチェンバロで演奏している人」ではないと思います。あくまでもピアニストが電子チェンバロを弾いていたのだと思います。少なくとも経歴からはそのように思います。でもあまりにも良い音でうっかり本物のチェンバロかと思ってしまいました。モダンピアノとピッチが合うのはそのように調律しているせいかと思ったのですがやっぱり電子チェンバロでした。

結論から先に言うと大変お得感のある公演でした。
私は研究生・研修生の公演ということで何か学芸会のようなものを想像していたし、賛助出演の会員にもあまり期待をしていませんでした。
実際その想像通りの方もいましたが、全体を通してこれで1000円は安すぎると思いました。特に初日の公演が素晴らしく、私は5000円以上払っても良いと思うほど満足だったのです。二日目のメンバーも健闘していましたが、初日と比較するといろいろな面で残念なところが多かったです。でもおそらくは初日が良すぎたのでしょう。

その良すぎた初日ですが、この日の公演を通じて感じたことは以下のとおりです。主に良かった点から二日目と比較したりして考察しています。

☆最近の日本の若手歌手は歌唱力だけでなくダンス(バレエ)の力もある人が多い。

初日のフィガロはモデルもやっているほどルックスがよかったです。ダンスの経験は人それぞれかもしれないけれど、軽やかな身のこなしがストーリー展開にも重要だとさえ思いました。特にこの日のフィガロとスザンナは歌唱力・演技力が素晴らしかっただけでなく身のこなしが軽やかでダンスが達者。それがこのオペラのストーリー展開とか役柄に求められる重要な要素ではないかとすら思いました。

☆小道具の使い方

「もう飛ぶまいぞこの蝶々」の場面で、フィガロとケルビーノの靴の音が印象的でした。他の公演でも使われると思うのですが歌詞でいうとファンダンゴとか軍隊とかが出てくるところで効果的に使われた靴音、同じ演出でもちょっと違っていました。初日のフィガロがタップダンス用みたいな靴を使用していたのかな、と思います。確か踵が高い靴でしたが、良い音が印象的でした。二日目のフィガロは見たところウォーキングシューズみたいな感じでしたが初日と同じ音を期待していたら普通の靴音でした。靴はそれぞれの歌手が自分で選んでいるだけなのでしょうか?だとするとこの歌のためにわざわざタップダンス用(そうでなくても音を意識した靴)を使用している初日のフィガロ役はすごいですね。また靴の違いだけでなく、初日のフィガロとケルビーノの靴音が音楽にぴったりと合っていた(二日目が合っていなかったわけではないのですが)ということも付け加えなくてはなりません。







次に初日と比較すると残念なことが多かった二日目からの考察です。残念だった面から初日と比較して書いています。

☆レチタティーヴォの巧拙はアリアの巧拙よりわかりにくいと思うが、うまいと面白さが倍増する。

私がこのオペラを何度も見ていて、場面によっては経験があるので巧拙がわかるというわけではないと思っています。おそらくあまり観たことがなかった人にもレチタティーヴォの巧拙は伝わったのではないのでしょうか。下手なレチタティーヴォは言葉がまず自分のものになっていないし、必死感が見えてしまいます。イタリア語がわからない(あるいは勉強していてもよくわかっているわけでもない)日本人聴衆の多くはきっと音楽として聴いていると思います。目は字幕を追いかけていてレチタティーヴォは音楽として何となく聴いているというのが多くの人の聴き方かなと思いますが、言葉としてのリズムや抑揚が伝わると心地よいですよね。

☆演奏者のルックスや体型、身のこなしも重要だが、最終的には声と歌唱力。

実は前半は良すぎた初日と比較してまったく楽しめなかったのですが(比較するなと言われても無理!)、後半バルバリーナ(研究生か研修生)が登場してほっとしたのでした。特に声と歌唱力が素晴らしかったです。
かなりふっくらした方でしたが、そんなことはまったく気になりませんでした。

☆ハーモニーとリズムを意識した歌唱をしてほしい

これも初日は花まる。二日目はお互いの声質が溶け合わなかったり、ピッチのズレなどからハモらなかったりという場面が多かったような気がします。また歌い手という人種はリズムに意識が向かないことが多いように思うのですが、これも初日は花まるでした。二日目は伴奏と合わないところが何箇所かありました。指揮者とベテラン伴奏者が大変な努力で合わせていたと思います。

☆棒立ちの演技と歌唱にならないための工夫

私に何か考えがあるわけではないのですが、二日間の公演は同じ演出なのに明らかに違っていました。
上で書いたように最終的には声と歌唱力だと思いますが、それプラス演技力と身のこなし(ダンスの力)も重要です。その演技力とか身のこなしの部分に含まれることなのかもしれないのですが、歌唱力はまた別としてつまらなく見せるか面白く見せるかはそれぞれの資質や経験もあるのでしょうけれど、工夫もあるのかもしれないと感じました。歌しかやってない人とほかにも色々経験している人とでは当然違ってくると思いますが、演技を面白く見せている歌い手は演出家に従うだけでなく細かいところで工夫をしているのでしょう。上手な人はちょっとした目の動きとか体の動きに意味があってムダがない、と思いました。

ほかにもいろいろあったと思いますが今思いつくのはこれくらいでしょうか。

伯爵は両日とも会員で別な人でしたが、初日は短気でエッチなところが可愛いコミカルな伯爵、二日目はクールなイケメン。両方とも素敵で上手でしたが、どちらかといえば初日が良かったです。出てくるたびに嬉しくなってしまって(キタ━(゚∀゚)━!)っていう感じでした。(笑)
バルトロ&バジリオ(クルツィオ)は両日とも同じ人でしたが、このコンビはなかなかいい味出していたと思います。

今回この二日間の公演で、日本人によるオペラもいいなあと思った私です。(もちろんものによるけれど)積極的に聴きに行きたいとは思っていませんでしたが、今回のようならもっと聴きに行きたいと思いました。今回の公演、出演者にノルマはあったと思いますが、かなり宣伝不足だったと思います。小劇場なのに空席が多かったです。字幕付きでオペラ初心者にも親しみやすい演目だったので、宣伝すれば満席になったと思うのですが。

それにしても初日のスザンナは研究生・研修生とは思えないほど歌唱力・演技力・身のこなし、ルックス・・・どれをとっても素晴らしかったです。もうすでに会員なのかと思ってしまいました。これからの活躍が楽しみです。

それからフィガロのアリア"Aprite un po' quegli occhi"が歌われなかったのは残念。二日目は「お山羊とめ山羊は仲がいい」というアリアが歌われていましたが(確か初日はなかったです。)、初めて聞きました。省略されることが多いアリアみたいですね。






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下垣真希さん(ソプラノ)のコンサートに行ってきました [音楽鑑賞]

前の記事に追記したいと思いながらまだ追記できていませんが・・・

昨日突然だったのですがコンサートに行ってきました。
知人から一昨日電話がかかってきたのですが一緒に行くはずだった人が行けないとのこと。
たまたま時間があったので行くことにしました。

コンサートは下垣真希さんというソプラノ歌手の「日本の歌シリーズVol.17~希望のひかり~」というものでした。東日本大震災の復興支援を謳ったもので東北ゆかりの詩人・作曲家の曲などが多かったでしょうか。

プログラム

さくら(日本古謡)
花の街(江間章子作詞/團伊玖磨作曲)
どじょっこふなっこ(豊口清志作詞/岡本敏明作曲)☆秋田
早春賦(吉丸一昌作詞/中田章作曲)
あわて床屋(北原白秋作詞/山田耕筰作曲)
雪の降る町を(内村直也作詞/中田喜直作曲)☆山形
花(武島羽衣作詞/滝廉太郎作曲)
朧月夜(高野辰之作詞/岡野貞一作曲)
星めぐりの歌(宮沢賢治作詞/作曲)☆岩手
あの子(永井隆作詞/下垣真希作曲)
花は咲く(岩井俊二作詞/菅野よう子作曲)☆宮城

休憩

すみれの花咲くころ(白井鐵造作詞/デーレ作曲)
初恋(石川啄木作詞/越谷達之助作曲)
ゴンドラの歌(吉井勇作詞/中山晋平作曲)
愛の夢(下垣真希作詞/リスト作曲)
チャルダーシュ(モンティ作曲)※ヴァイオリンソロ
月の光(ドビュッシー作曲)※ピアノソロ
月の砂漠(加藤まさを作詞/佐々木すぐる作曲)
ある晴れた日に(ジャコーザ台本/プッチーニ作曲)
長崎の鐘(サトウハチロー作詞/古関裕而作曲)
アメイジンググレイス(黒人霊歌)

アンコール
千の風になって新井満作曲)


アンコール以外の曲はプログラムに書いてあるとおりです。
下垣真希さん自身の作詞とか作曲があるところにご注目ください。
また今回は﨑山弥生さんのヴァイオリンと北川美晃さんのピアノとの共演でしたがほとんどの曲がアレンジされていました。ピアニストのアレンジでしょうか。

下垣さんの声はリリコ・スピントになるのでしょうか。ドラマティコというよりスピントでしょうか。
最初の「さくら」では日本語がよく聞き取れる声だと感じました。響きが豊かすぎて日本語が聞き取りにくい場合が多いのですが、少なくとも私はこのタイプの歌い手さんにしては言葉が聞き取りやすい方だと感じました。でもご一緒したある男性(今回私同様突然誘われた一人)は「聞き取りにくい。由紀さおり・安田祥子のほうが良い。」と辛口のご意見でした。
そうなんですね。自分が声楽をやっていると言葉が聞き取りにくい演奏にも結構慣れてしまって「こんなもんだ」と思いがちなのですが(声楽やってなくてもよく聞きに行く人で「声楽家の歌はこういうものだ。」と評価してしまうことがありますよね。)、一般の人はそう思うんだなあと感じました。
私は言葉に関してはまあまあ聞き取りやすいと思ったものの、最初の頃からある”癖”を感じました。
誤解のないように書きますが、下垣さんの声は非常に美しく、声の出し方は大変勉強になるものでした。私自身は「ある晴れた日に」が一番下垣さんの良さが出ると感じています。これは文句のつけようがない演奏だったと思います。そして今回ほとんどを占めた日本語の歌も良い演奏だったのですが、声の出し方というか作り方が非常に気になりました。そしてそれは「ある晴れた日に」(原語)では気にならなかったのです。

下垣さんだけではなく、日本のいわゆる「プリマドンナ」(男性も?)に多い傾向だと思うのですが、ある音を出すときに「細く」当てたあと充実した響きをつけるため、例えば「レー」(レは音名)というところが「ド♯・レ~」に聞こえてしまうのです。ちょっと極端な言い方かもしれませんが、前打音(倚音)みたいな感じに聞こえます。
これも絶対ダメということはないと思いますがあまりにも頻繁だと気になります。メロディーの上行型の(小さい)頂点に多く見られ、下降型ではポルタメントが多いのも特徴ですね。今回、最初の時にはそれほど気にならなかったのですが、曲が進行するにつれてあまりにも回数が多いので詩の内容を味わうよりもそれが気になって仕方がなくなりました。
会場(電気文化会館)は満席で大盛況。ほとんどの方はおそらく感激されていたことと思います。
自分が声楽をやっているので、ついつい「自分ならこう歌いたい。」「自分ならこういうふうに歌いたくない。」という気持ちで聞いてしまうので、辛口になってしまうのは仕方がないと思うのですが、終演後同行した方々と感想を述べ合うと似たような感想が多かったと思います。そのひとつが前述の男性の感想。ほかには「『月の砂漠』などはうわ~っという感じでドラマティックに歌って欲しくない。」というのもありました。
今回のアレンジはとても素敵でしたし、ピアノもヴァイオリンも歌の邪魔にならず良かったと思います。ただ、「あわて床屋」もそうでしたが、シンプルな童謡唱歌の演奏効果を高めるために最後に高音を伴う華やかなカデンツァをつけたりしているのはどうなのかな、と思いました。確かに童謡唱歌をそのまま歌うと声楽家にとっては物足りないと思うし、こういうのもありだとは思うのですが、ずいぶん世界が変わってしまうように思います。前述の癖のこともあって私は詩の世界に入りにくかったです。まあでも華やかなカデンツァも曲によるとは思いますが。(つけることによってよりその曲の世界を表すことができるのなら・・・という感じでしょうか。)

98歳で詩を書き始め少し前に亡くなったという柴田トメさんという方の詩(私は初めて知りました。)が紹介されていましたが、アンコール前に紹介された詩が「千の風になって」を彷彿させると思ったら案の定それが演奏されました。

今回のコンサートで日本語で歌うことの難しさ(日本人の聴衆に向けて日本人が日本語の歌うことの難しさ)を感じたような気がします。「花は咲く」なんかでもどなたが歌っているのか知りませんでしたがNHKでたまに耳にするもののほうがす~っと入ってきますからね。
それと童謡唱歌のコンサートは簡単そうで難しい、と感じました。(これ米良さんのコンサートでも感じますね。)




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退院~そしてコンサート [音楽鑑賞]

退院したばかりでコンサートに行きましたという長編記事を書きましたがアップしたらとたんに消えました。
書き始めてからアップまでに長時間かかったのが原因のようですが、せっかく病み上がりで頑張ったのにがっかりです。ほかのブログでは書きかけで下書き保存せずに画面を消したとしても文章が保存されているらしい(gooとか)ので、so-netもそういうふうにしてほしいです。無理なのでしょうか?

細かいことはまたおいおい書く事にしますが、おかげさまで無事退院することができました。術後(子宮動脈塞栓術)の経過も良好で退院した2日後(術後5日目)の昨日コンサートに行ってきました。コンサートは自宅からはとても遠い愛知県日進市でしたがまったく大丈夫でした。退院時には痛みが残っていたためロキソニンを処方されていたのですが、今日は一日飲まなくても大丈夫そうな予感がします。病院はきれいで快適。何よりも看護士さんたちがとても感じが良くレベルの高さを感じました。これは大学病院だからなのでしょうか?手術中は局部麻酔だったので一部始終覚えています。とにかく術後の吐き気と痛みが大変でしたが予定通り4日間で退院でき(自費なのですが一日延びると入院費が3万増える。)、予定していたコンサートにも行くことができ、取り敢えず今年の大きな山は乗り越え、万々歳です。

さて今回のコンサートも米良美一さんのものでした。今年は今までにも増して有料のコンサートに行く回数が少なかったのですが、それも片手で数えることができる程度です。無料のコンサートもほとんど行っていません。
そして今年最後は今回のコンサートとなりました。
クリスマスコンサート、ということで当然選曲にも反映されていましたが、基本的には先月の関ヶ原と同じようなプログラムでした。(また後ほど追記予定です。)
クリスマスの曲としては「もろびとこぞりて」「ホワイト・クリスマス」「ママがサンタにキッスした」だったのですが、実はこの3曲は私はそんなに好きではありません。「もろびとこぞりて」は原曲であるヘンデルの「メサイア」の中の曲は好きなのですがどうも昔からあまり好きではないのです。いい曲なんだろうとは思うのですが。米良さんには他に歌ってほしいクリスマスの曲がたくさんあるのですが。この3曲はこれで良いとして、クリスマスコンサートというのだからもう少しクリスマス曲があると良かったと思っています。日本の童謡唱歌にこだわった結果”てんこ盛り”な選曲になってしまったのが残念ですね。
今回の第一部で良かったのは「シェルブールの雨傘」でしょうか。着物での歌唱でしたが、違和感を感じず聴くことができたのは米良さんの歌唱力のおかげだと思います。今回は夫も一緒に行ったのですが、この曲が良かったという点で感想が一致していました。
個人的にはプログラム掲載曲の「冬の夜」がカットされたのが残念でした。「スキー」「たき火」よりも聴きたかったので。ところで最近の米良さんが歌う童謡唱歌には”クセ”を感じるのですがこれは敢えてそうしているのでしょうか?演出なのでしょうか?私としては初期のアルバム「母の唄」のように”普通に”歌ってほしいのですが。てんこ盛りプログラムとなった第一部はカウンターテナー声あり、普通の声ありでしたが、童謡唱歌はすべてカウンターテナー声でした。カウンターテナー声で歌う時、特殊な声であるためどうしてもその日の米良さんの体調がもろに出てしまいます。私たちファンは祈るような気持ちでドキドキしながら聴いているのですが、この日は先日の関ヶ原と比較して調子が悪そうでした。最初の「もろびとこぞりて」の出だしから「今日はちょっと調子悪そう」と感じてしまいましたが。もちろんそこはプロですからいろいろ”妥協点”を見出しながら全体に影響しないように米良さんなりの”工夫”で乗り切っておられたと思います。その(たぶん)”工夫”というか演奏生活の中で身に付いた”クセ”というかなのですが、私にはどうしても気になってしまう点があるのです。一つはカウンターテナー発声時に"e"が"i"に聞こえてしまう点で、関ヶ原のコンサートの記事に書きました。幸いなことにカウンターテナー唱法による演奏と普通の声による演奏をしていますので比較がしやすいのですが、カウンターテナー唱法での歌唱時に高音発声をするために妥協しておられるであろう点がほかにもあります。それは今の米良さんがカウンターテナーの高音を出すためにはどうしても無理なことなのか、それとも少しの意識で改善可能なのかはわかりません。
気になる点は以下の通りです。

※促音(つまる音)がない語が促音に聞こえやすい。

米良さんは歌唱において”言葉”や”詞”を非常に大切に歌う人なのですが、最近カウンターテナー唱法で日本語の歌を歌うと過剰な促音傾向を感じるのですね。関ヶ原で歌った「まっかな秋」の♪まっかだな~♪はいいです。かなり力が入っていましたが”まっか”が強調されて良いと思います。ちょっと怪しげな記憶をもとに「スキー」で再現するとこうなります。
♪や~まは~しろっがね~あっさひをあっび~て~、す~べ~る~スッキーの~、か~ぜ切るはっやっさ~、と~ぶはこゆっきか~、ま~いたっつきっりか~、お~お~お~このっみも~、か~けるよかっけっる~♪(長くなるので1番のみ)
「スキー」だとあまり問題はないでしょうかね。これに関しては敢えてそうしているんじゃないかと思えてきましたが、とにかく気になります。こういう問題は普通の声で歌っている時には見られません。だからといってカウンターテナー発声のための妥協点というわけではないとは思うのですが・・・。


※最(?)高音での音価が短くなりやすい

なかなか悩ましい問題だとは思うのですが、せいぜい8分音符が16分音符程度になってしまうという世界なので改善できそうだと思います。例を挙げると以前もどこかで書いたかもしれないですが「赤とんぼ」「もののけ姫」です。♪ゆ~や~けこやけ~の~あかと~ん~ぼ~♪が♪ゆ~や~けこやけっの~あかと~ん~ぼ~♪
になってしまったり、♪は~り~つ~め~た~~~ゆ~み~の~~~♪が♪は~り~つ~め~た~~~ゆっみの~~~~♪になってしまうと、私は悲しい・・・。もはや「クラシックの米良さん」でないならこれもありなのかもしれないと思うけれど、ここで端正に歌っていただけるとうれしいですね。過去のCDではその部分に凛とした緊張感を感じるだけに残念に思ってしまうのです。

気になる問題点を先に挙げてしまいましたが、「崩した歌い方が嫌い」という自分の趣味がおおいに反映しています。繰り返し強調しますがクラシック的な歌い方に拘らなければ「崩した歌い方」もありだと思うのですが、たとえ「ポピュラー歌手の米良さん」だとしても崩してほしくないかなあ、という思いで書いています。意図的にそうされているのか癖でそうなっているのか、また発声上の問題からそうなっているのか伺いたいところです。いずれにしてもカウンターテナーで発声してない時には気にならない問題であるというのは事実です。

二部のプログラムは例によって昭和歌謡でしたが、安定感のある歌唱で楽しませてもらえました。
一応退院したばかりという体調のせいもあって「一人寝の子守唄」の頃になるとあまりの心地よさにうとうとしかけたほど。

プログラム

もろびとこぞりて
ホワイト・クリスマス
ママがサンタにキッスした
80日間世界一周(ピアノ独奏)
シェルブールの雨傘
スキー
冬の夜(←プログラムには掲載されていましたが演奏はなし)
たき火
アシタカせっ記(ピアノ独奏)
もののけ姫

(休憩)

恋の奴隷
伊勢佐木町ブルース
星の流れに
二人でお酒を
ひまわり娘(ピアノ独奏)
世界は二人のために
ひとり寝の子守唄
あの日にかえりたい
君こそわが命

(アンコール)
ヨイトマケの唄
愛して愛して愛しちゃったのよ



クリスマスソングでは赤いスーツにサンタ帽。「ママがサンタにキッスした」のあと、「幸せなら手をたたこう」がありました。(会場参加型)米良さんのコンサートは高齢者施設の”音楽療法”みたいな雰囲気かな、と思います。上質で大規模な”音楽療法”ですね。(笑)「シェルブールの雨傘」から「もののけ姫」までは永田萌(風?)イラストの紫の着物+赤い花の髪飾り。「恋の奴隷」から「二人でお酒を」までは赤いチャイナドレスに赤い花の髪飾り。(今回はなぜか靴がなかった。)「世界は二人のために」から最後までは初めて見る緑と金の市松模様のスーツ。キンキラ金のシャツでした。

プログラムにはないですが一部も二部も最初に伴奏ピアニスト北原葉子さんの前奏が。
一部ではキンコンカンコン~~と鐘を思わせるメロディーで始まり、何だろうと期待していると「きよしこの夜」でした。静かに聴きたかったのにおしゃべりしている人たちの笑い声が聞こえたので残念でした。これ以外も北原さんの独奏時は米良さん不在のステージで”休憩”と思われているのかざわつきが目立ちました。そこが残念でしたね。まあ北原さんも米良さんもそんなことに目くじらを立てるどころか、おそらくは「気楽に楽しんでくださいね。」というスタンスだと思うのですが、北原さんのピアノ独奏がとても素敵なのでかなり残念だったのです。今回の日進のコンサートは完売で満席だったのですが、客層は先月の関ヶ原と同じような雰囲気です。関ヶ原ではピアノ独奏時もっと静かでした。おしゃべりはなかったとは言えないと思いますが、気にならない程度だったはず。どうしてこうだったのかわかりませんが。

noripさんもこのコンサートについて書かれています。→こちら
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関ヶ原のコンサート [音楽鑑賞]

関ヶ原に行ってきました。「関ヶ原の戦い」のあの関ヶ原です。
関西に住んでいた時は関東方面に行く場合に、今は関西方面に行く場合に必ず通過する関ヶ原。
だけど降りたことがなかった関ヶ原。
冬は雪が多く大変気になる場所なのですが、あるときはここを避けて遠回りしたこともありますね。
前日は大変な雨で心配しましたが良いお天気になり、高速道路のドライブも快適でした。
関ヶ原はとても寒いかもしれないと思っていましたが、思ったほどではなくほっとしました。

さて関ヶ原に行ったのは米良美一さんのコンサートだったからです。
自由席なので席を取るため早く行きました。13時開場13時半開演のために10時20分から並びました。
ほかのファン仲間が10時半に駅に着くという話だったのでその時間を目指して行ったところ若干早く着いたので駅に行こうかどうしようか悩んでやはり会場で並ぶことにしました。
この時間なら一番乗り!と思って入ってみると先客がひとりいらっしゃいました。その方は9時半から並んでおられたそうです。
とにかく先が長いなあ・・・と思いながら携帯を見たり壁の掲示物を眺めたりしていましたが、建物の外の風の音に混じって時折米良さんの発声練習が聞こえ、こうして待つのも良いものだなあ・・・と静けさを楽しんでいました。(先客さんはホールに入る米良さんに会えたとのことです。あと5分早ければ私もお見かけできたのに!)
そうこうしているうちにファン仲間が到着。一人はnoripさん、あとお二人は初対面の方々です。(お二人ともジュリーのファンで最近米良さんのファンになられたとか。)一気に賑やかになりました。しばらくは立って並んでいましたけれど床に座って楽しいおしゃべり。時間が経つのはあっという間です。
開場の時間になると長蛇の列が出来上がっていました。私たちはとにかく最前列の席を確保しようと意気込んでいて実際大丈夫でしたが、係の方からは「走らないで」「急がないで」としつこいくらい言われました。

プログラムはこんな感じです。(☆はピアノ独奏)

80日間世界一周☆
シェルブールの雨傘
黒猫のタンゴ
北風小僧の寒太郎
幸せなら手をたたこう
小さい秋みつけた☆
手のひらを太陽に
村祭
まっかな秋
アシタカ聶記☆
もののけ姫

~休憩~

恋の奴隷
伊勢佐木町ブルース
星の流れに
二人でお酒を
ひまわり娘☆
世界は二人のために
ひとり寝の子守唄
あの日にかえりたい
君こそわが命

(アンコール)
ヨイトマケの唄
愛して愛して愛しちゃったのよ



まずは全体的な感想から・・・。
米良さんは声が乗っていて絶好調な感じがしました。気持ちにも声にも力みがないというのがよくわかりました。特に何度も聴いている「ヨイトマケの唄」でそれを強く感じましたが、私生活も仕事も充実していらっしゃるのか穏やかなオーラが漂っていたように思います。「もののけ姫」はもちろん映画の時よりは低い声なのですが去年の11月のコンサート(緑川まりさんとのジョイント)の時よりは高いと思いました。去年のことなので何調かまではわかりませんが去年は4度くらい下げていると感じましたが今回のはたぶん3度くらい下なのではと感じました。とにかく去年の「もののけ姫」は完全に男声だったのが今回はカウンターテナーの声質でした。
前半はこの「もののけ姫」を含めカウンターテナーの声が目立っていたと思います。いかにも高い声で歌っているという感じがなくごく自然に聴こえたのは、今の米良さんに無理な音がなかったというのもあるのかもしれませんが、やはり調子が良かったからなのでしょう。しかし米良さんの声が高いとか低いとかもう問題ではないような気がします。高くても低くても米良さんは美しい声ですし、詞と曲の命が伝わる歌はさすがです。
そこで敢えて米良さんの歌に難癖をつけるとすれば”エ段”がiに聞こえる傾向があるということです。これも気をつけて聞いてみるとカウンターテナーの声(ファルセット)で歌っていた前半がそういう傾向が強く、男声(地声)で歌っていた後半はちゃんとeに聞こえるということがわかりました。
ここで自分の話になってしまいますが、私は頭声で歌うとピッチが不安定になる傾向があります。ある時音痴矯正で有名なY先生の講座を受けたのですが地声オンリーで歌ってみたらピッチは安定しました。これとはまったく別問題だと思うのですが、舌の形がちょっと変わるだけで高音が楽に出ることもあれば、発音に影響することもあります。米良さんの発音は何語であっても本当に素晴らしいのですが(ご本人にもこだわりがあるはず)この”エ段”がiに聞こえる傾向はご本人は気がついてないのかな?ほかの人にはわからなくても米良さんなら気づくのではと思うのですが。「もののけ姫」でブレイクしていた頃には高音であってもこのような発音の問題はなかったと思いますので(録音を聴けばわかります。いくらなんでも修正はされていないはず・・・)最近の傾向なのかもしれません。まあここでこんなことを書いてもご本人に伝わるとは思えませんが、(誰かご本人に指摘して~!)って思います。
もちろんこんなことは全体から見れば取るに足らないことではあります。でもだからこそ惜しいというのもあるのです。

あと伴奏の北原葉子さんのこと。彼女の伴奏を聴くのは久しぶりでしたが北原さんがスケールアップしているように感じているのは私だけでしょうか?以前よりもゴージャス&デラックスに聴こえました。以前は安心して伴奏を任せられるピアニストという程度の認識でしたが(それはそれですごいことなのですが)、ソロの演奏も素晴らしかったですし、こんな伴奏で歌いたいと思わせてくれる演奏でした。長町さんや塩入さんたちの編曲が良かったというのもありますが。

米良さんは今回4種類の衣装でした。
①赤いスーツ+ストライプのシャツ(ピンク?)(カツラの前髪部分にピンクのストライプのリボンのピンどめが乙女チック。←うちの娘がしそうなリボンでした・・・)
②紫の着物(永田萌さんのイラスト?)+金色の帯(カツラに赤い大きなお花)
③赤い半袖チャイナドレス(金髪ボブのカツラに着物の時と同じ赤い大きなお花。真っ赤な口紅。)
④白黒のストライプのスーツ(マシュルームカットの栗色のカツラ)

個人的に米良さんの着物姿は好きですが大きなお花は”七五三”みたいでちょっと・・・と思っています。
でも同じお花でも今回のチャイナドレスの時は良かったです。カツラもこっちのほうがいいかも。(ちょっと”やり手ババア”みたいな感じがして笑えました。)

コンサート終了後は皆さんと”出待ち”をしましたが急いでいるにも関わらずひとりひとりと目を合わせての握手をしてくださいました。握手漏れがないように気を使われたため2回も握手できましたし、ちょっと一言言っている間ずっと握手したままでした。(笑)

今回私は会場で本と米良さんのストラップ(2種類)を購入。


母

  • 作者: 米良美一
  • 出版社/メーカー: 藤原書店
  • 発売日: 2011/06/22
  • メディア: 単行本



昨晩ざっと読んだ程度なのですが、石牟礼さんの詩の世界に引き込まれ、宮崎や天草の郷土料理が無性に食べたくなり(またまったく違う地域なのですが自分が子供だった頃の田舎のお料理が恋しくなり)、石牟礼さんと米良さんの詩的な対談に引き込まれます。あらためて米良さんは文才もあると思いましたが、石牟礼さんの詩の世界を理解し言葉にして語ることができる彼はやはり歌がうまいだけの歌手とは違う、との思いを新たにしました。
米良さんがそうでありたいと何度も語っておられる”言霊”の伝え手の姿勢、私の中ではある牧師の言葉と繋がっています。聖書の中に「荒野で呼ばわる者の声がする。」とありますが(記憶で書いています。)、バプテスマのヨハネのように「荒野で呼ばわる者の声」になりきりたい、とおっしゃっていた牧師の話を思い出します。これは言い換えれば「自分はイエス=キリストへ通じる道を備えているだけ」というヨハネの姿勢に倣いたい、ということだったと記憶していて、強烈な印象がありました。有名な牧師、話のうまい牧師というのはともすればその人自身がカリスマ的な存在になり”神”になってしまいます。
米良さんは”言霊”の伝え手に徹したいという思いがあると思います。自分の声の美しさの自覚なしにプロ活動をするということは難しいかもしれませんが、自分自信を誇示するのではなく素晴らしい歌の世界を伝えたい、そのような思い・姿勢は私たちアマチュアも見習いたいものだと思います。
面白い米良さんも好きですが、やっぱりこういう部分に惹かれます。


(11月21日追記)
noripさんも記事をアップされました。(こちらです。)
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スコダの演奏に感動・・・その他もろもろ [音楽鑑賞]

モーツァルトのピアノソナタ、「そう言えば参考になる音源を全然聴いてないなあ。」と思ってNMLで検索して聴いてみました。最近のNMLは曲名検索ができるようになり、便利になりました。
数ある中からいくつかフォルテピアノの演奏を二つほど聴いてみました。それらもよかったのですが(古楽系のAccentレーベル)、衝撃を受けたのはパウル・パドゥラ・スコダによる演奏です。スコダという演奏家のことは名前を知っている程度で、それも聴くきっかけにはなったのですがどういう演奏かはっきり言ってまったく想像もつきませんでした。まずフォルテピアノを演奏する人だとは思っていませんでしたので意外でした。
Amazonの画像リンクがうまく出せませんがNMLのサイトからAmazonにもHMVにも行けます。NMLではnaiveレーベルになっていますがAstreeレーベル(同じグループ)ですね。(こちらです。全曲試聴できます。)
KV.332に関しては自分にとって必要な一楽章もさることながら三楽章の素晴らしさに圧倒されました。聴いていて心がとても高揚してきます。落ち着いたら二楽章三楽章も是非(真面目に)取り組むんだ、と決心しました。
更に私はスコダの演奏でシューベルトの4つの即興曲、ベートーヴェンの「テンペスト」、ショパンのエチュード・・・などいろいろ聴いてしまいました。この方は古典派中心に演奏されているようですね。


話は変わりますがきのうバーゲンでハーブティーやアロマグッズを格安で手に入れてきました。(ものによっては定価の9割引。ほとんどがそんな感じで格安というか激安でした。商品はすべて「生活の木」のもの。)
特にお得感があるのはハーブを使用した化粧品でしたが(美白関係)、あんなに小さいのに普通に買うと高いのですよね。ちょっとお試しで買うにはためらわれるものを格安で購入でき大満足。効果があったら次は普通に購入するかもしれません。でもまずは次ののバーゲンの時期をちゃんとチェックしておかないといけませんね。今回はハーブティーだけで良いと思っていたのについついいろいろ購入してしまいました。

またバーゲン会場の近くにふとん屋さんがありそこのイベントもあったので行こうかどうしようか悩んでいました。(バーゲンでたくさん買い物をしたので結局行きませんでした。)このふとん屋さんはこの夏羽毛ぶとんのリフォームをしていただいたところです。結婚した時にお祝いでもらった羽毛ぶとん、もうとっくに買い替え時とは思っていましたが、悩んだ挙句リフォームしてもらいました。布は新しいものを使用しているし、シングル二枚をダブル一枚にし使えない羽毛を取り除いて新しい羽毛を足してもらい・・・新しいものを購入するくらいかかりました。・・・というかこの状況なら新しいものを購入したほうがよかったのかもしれませんが、少しでも形として残しておきたいという思いがあり、リフォームにしました。3万4千円かかりました。リフォーム品とは言え新品のようなもので、もったいなくて使えません。二枚あったものを一枚にしているので誰が使うか喧嘩になりそうですし・・・。
でもふとんのリフォームも良いものだなあ、と実感しましたので綿のふとんもリフォーム(打ち直し)してもらいたくなってきました。
それにしても最初についていた保証書とか羽毛のサンプルがなくなっているし、製品タグの印刷はほとんど消えているし、どの羽毛が使われているのかわからなくて困りました。確かずっと後生大事に持っていたのに引越しの時に捨ててしまったのかもしれません。


またまた話は変わりますがさっきお隣から口笛が聞こえてきました。
お隣は小さな工場になっていますが、口笛は讃美歌でした。最初の曲は比較的ポピュラーですが二曲目は教会に行ってる人でも歌ったことがないかもしれない讃美歌。口笛の主は誰なんだろう・・・と気になってしまいました。お隣の社長一家はある程度音楽に造詣が深そうですが、教会には行ってなさそう。従業員の方でしょうか?口笛のレヴェルも相当なものだと感動しました。



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マイケル・ナイマンの「ピアノ・レッスン」と「8つのエロティックな歌」 [音楽鑑賞]

ここのところ頭の中で鳴り続けているのはマイケル・ナイマン作曲の「楽しみを希う心」(The heart asks pleasure first)。
映画ピアノレッスン」(The Piano)の中でもっとも重要な曲です。

ピアノ・レッスン [DVD]

ピアノ・レッスン [DVD]



NMLでもマイケル・ナイマンの曲が聞けたはず・・・と思って検索すると彼自身のMichael Nyman Recordsというレーベルが参加していて「ピアノ・レッスン」も聴くことができました。→(こちらです)

The Piano

The Piano



さすがミニマル音楽の作曲家だけあってこの映画音楽の中にもたくさん反復が用いられていますね。音楽だけ聴くというのは初めてなのですが、何度か映画を観ていますので場面を思い浮かべながら、音楽の反復効果、微妙な変化を味わっています。
以前から楽譜が欲しいと思っていたのですが欲しい気持ちが募ってきました。

ピアノソロ マイケル・ナイマン「ピアノレッスン」(改訂版) (ピアノ・ソロ)

ピアノソロ マイケル・ナイマン「ピアノレッスン」(改訂版) (ピアノ・ソロ)

  • 作者: マイケル・ナイマン
  • 出版社/メーカー: シンコーミュージック
  • 発売日: 2006/08/11
  • メディア: 楽譜



原作も読みたいです。

ピアノ・レッスン

ピアノ・レッスン

  • 作者: ジェーン カンピオン
  • 出版社/メーカー: 学樹書院
  • 発売日: 1995/07
  • メディア: 単行本



「ピアノ・レッスン」の音楽もなかなか官能的なのですが(官能的な場面もあります。)、タイトルに惹かれてついついナイマンのこんなCDも聴いてしまいました。

「8つのエロティックな歌」

8 Lust Songs: I Sonetti Lussuriosi

8 Lust Songs: I Sonetti Lussuriosi

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Michael Nyman
  • 発売日: 2008/07/29
  • メディア: CD



NMLで全曲試聴できます。(こちら
私はNMLで聴いているので歌詞がまったくわからないのですが(イタリア語なので何度か聴けば部分的にはわかると思いますが)、HMVのサイトに出てくる解説からかなり大胆な内容なのだろうと想像します。

ナイマンによる『カーマ・スートラ(愛の書)』 ヴェネチア・ビエンナーレ音楽祭の委嘱作品。2007年10月に作曲者自身の指揮で世界初演されました。きわめてエロティックな詩は、ルネッサンスの詩人ピエトロ・アレーティノによるもので、当時『カーマ・スートラ』ともてはやされていた、いわゆる春画にインスピレーションを得て書かれたとされています。  マリー・エンジェルは男役と女役の一人二役を歌います。いやらしいというより、むしろユニークな歌曲集となっています。(キングインターナショナル)

歌曲といってもよくあるようにピアノ伴奏ではないし、管楽器が多いバンド(マイケル・ナイマン・バンド)なのでちょっと趣が違います。
歌っているマリー・エンジェルという歌手はソプラノ歌手のようですがかなりの低音も出していますしコントラルトのような声質も出せる人なのですね。
歌詞がわからないのが残念ですが(苦笑)、官能的な作品だと思います。「ピアノ・レッスン」とはまったく違う作風ですね。「ピアノ・レッスン」はクラシック音楽というジャンルではなくイージーリスニングとか癒し系音楽というジャンルに分類されそうですが(どちらかというとポピュラー音楽)、「8つのエロティックな歌」は純粋な現代のクラシック音楽と感じます。純粋な現代のクラシック音楽は敷居が高かったり理解ができないことが多いのですが、内容が理解できないにも関わらず楽しく聴けるような気がします。
音楽は官能的ですがいやらしい感じはしません。(笑)
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Maxim Vengerovがこの秋来日 [音楽鑑賞]

ヴァイオリニストのMaxim Vengerov(マキシム・ヴェンゲーロフ)がこの秋に来日し東京京都でリサイタルがあると知り、「行きたい」熱が高まっています。
今からチケットが手に入るかどうか問い合わせないとわからないのですが、行きたいですね~。
そもそももう引退していたはずなのに演奏活動を再開していたということにびっくり。
彼は今年からロンドンの王立音楽アカデミーの教授になっているそうなのですが、8月20日で38歳です。
若くて才能に溢れる演奏家なのに右肩の故障のために引退せざるを得なかったということを非常に残念に思っていました。(2008年から)
その後指揮者・指導者としての活動が主だったようです。私が最初に彼を知ったのが'Playing by Heart'というドキュメンタリーでした。指導者としての優れた資質はかなり若いころからあると思っていましたので、もちろん納得できましたが、あれほどの人物がもう演奏活動をしないのかと思うと残念でなりませんでした。
彼の超絶技巧はもちろん素晴らしいのですが、何が魅力かというと楽しそうな表情で演奏していること、顔だけでなく音の一つ一つが生きていること、それゆえに音楽に説得力があり、楽しい曲はより楽しく小難しい曲もついつい聴き入ってしまうことができるということです。

'Playing by Heart'、こちらで見ることができます。(違法投稿ではなくWarner Classicsの公式のもののようなので貼り付けます。でも約50分でほとんど全部なのでは・・・と思うのですが。)



こちらの"Master Class"もおもしろいです。すでに天才と思える生徒たちが3人登場しますが(15歳・11歳・23歳)、Vengerovによって更に潜在能力を引き出されていく様を見ることができます。毎日大変な猛練習をしているであろう天才たちがVengerovの楽しい演技によってイマジネーションの大切さを学んで行く過程は必見ですね。11歳の女の子子供らしい無邪気な笑顔が印象的。Vengerovは本当に役者だなあ、と思いますが歌もなかなかうまいです。・・・というかこの人オペラ歌手になれそうだと思いました。それくらい良い声、良い音程の歌なのです。(ヴァイオリニストだから音感が良いのは当然ですが、ヴァイオリンで正確な音を出すのと歌で正確な音を出すのは別な能力が必要ですよね。)役者だし。(笑)こちらも50分ですね。


こちらはマスタークラスでのバッハの指導の様子。(約5分。Masterclass Media Foundationの公式動画です。)この動画だと彼の歌声をより堪能できます。(笑)


やっぱり彼の演奏には人間性が表れますね。「”人間”が好き」というのがよくわかります。
ユニセフ大使(特使)としての仕事もしているようです。

演奏会予定は10月5日(京都)10月6日(東京)です。


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Nobil Donna [音楽鑑賞]

忙しいというわけでもないのですが、いろいろと用があったり、家族が夏休みで家にいることが多く、落ち着いてブログを書く暇がありません。
またPCに向かっている時は調べものをしていることが多く(子宮筋腫とか歯の治療関係)、なかなか記事更新できません。
前の記事ではご心配をおかけしていますが、大きくても心配ない筋腫だと思っています。
あれから病院で紹介状を書いていただき、地域医療連携というシステムを利用してほかの病院の産婦人科の受診予約をしました。
セカンドオピニオンではなく転院です。この前の病院もMRI含めて3回しか通院していませんので転院というのも大袈裟ですが。
地域医療連携というシステムを利用するの初めてです。転院先の病院(例の黄色腫の治療で通院中)の産婦人科の医師から「できればそこから予約してほしい。」ということでしたのでそうしました。(その先生のHPからメールをしたらすぐにお返事をいただきました!)
詳しくはまた書くこともあると思いますが、その先生はたくさんの患者さんを抱えている方なので予約が難しいのですね。とりあえず予約できてよかったですけれど、思い通りにいくかどうかはまだわかりません。(思い通りに、というのは筋腫だけを取るということ。できれば「経過観察で良いでしょう。」とお墨付きをもらえるのが良いのですが。手術を受けるかどうか迷っている状態だと診察すら難しそうなので、ある程度どうしたいのか決めておく必要があります。前の病院では子宮全摘しか選択肢がなかったのですが、その先生の手術なら別な選択肢もありますし。でも実際診ていただかないとそれが可能かもわからないです。)

最近”塩”の美味しさに目覚めました。
今使っているのは「伯方の焼き塩」と「赤穂の天塩」なのですが、次に使ってみたいのは「雪塩」という商品名のパウダー状の塩です。この商品は塩を歯磨き粉代わりに使う人もいるということで興味を持ちましたが、たぶん歯磨き粉には使いません。でも想像しただけで唾が出てきます。どんな味なのでしょうか?

また先日ある方のところでいただいたヨーグルトのデザートが忘れられなくて、それを再現したいと思っています。ヨーグルトにあるものが入っていたのですが、一体何の果物かと思ったら”茄子”だったのです!酸味があってぶどうのような味と食感でしたが、ぶどうのように丸くないし、無花果とも違うし、お聞きして驚きました。茄子を加熱して蜂蜜とレモンとヨーグルトに漬けたという話でしたので、昨晩試してみました。
同じ味になるかわかりませんが、少し前に購入してほとんど使っていなかったシリコンスチーマーで加熱(その前に皮を剥いて)、「瀬戸田のレモン&ハニー」に漬けました。(いつも安い蜂蜜を購入して余らせて無駄にすることが多い。美味しい蜂蜜は高価。国産レモンにするかレモン汁だけ購入するか悩んでこの商品を購入。)ヨーグルトは小岩井農場のが好物ですが高いので明治ブルガリアヨーグルトにしました。
先日食べたものには更にブルーベリーソースがかかっていましたが、今回はそれはなしです。
まだ蜂蜜レモン漬け状態ですがヨーグルトも加えたほうが良いのでしょうか?食べるまでどきどきします。

最近聴いている音楽はいろいろあって書ききれないのですが、大好きなATMAレーベルの大好きなSuzie LeBlancの”Nobil Donna"を何度もかけています。


Nobil Donna

Nobil Donna




NAXOS MUSIC LIBRARYで全曲試聴できます。→こちら

16~17世紀イタリアの音楽で、チャコーナとかパッサカリア形式の曲が多いです。
大好きなPhilippe Jarousskyを知るきっかけになったBenedetto Ferrariの"Amanti io vi so dire"(恋する男達よ,私は君達に言いたい)が入っているのもうれしいです。
La NefというバンドもほかのCDで聴いていますがケルト音楽も演奏する古楽バンドと理解しています。
Leblancの清楚なソプラノ、古楽器の心地よい響き、basso ostinatoの面白さを楽しめるCDですね。

残念ながらこのCDの宣伝動画はありませんのでLeBlancの別な演奏を・・・。

シューマンの「女の愛と生涯」


たぶんアカディア地方の民族音楽

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Concerto Doppio per Cembalo e Fortepiano Es-dur(C.P.E.Bach) [音楽鑑賞]

私が幸せな気持ちになれる曲の一つにC.P.E.Bachの「チェンバロとピアノのための協奏曲 変ホ長調 Wq. 47, H. 479」があります。
この曲はブログで何度も取り上げているのですが、初めて出会ったのは中3の時でNHK-FMの「バロック音楽の楽しみ」においてでした。
エアチェックしていたので何度も繰り返し聴いていた曲でしたが、テープを節約するため解説部分を録音していなかったため、曲名を知らずにいました。ブログのコメント欄でのやり取りで曲名が遂にわかった、という経緯があります。
その後に聴いたものとしてはムジカ・アンティカ・ケルンの演奏、フライブルグ・バロック・オーケストラの演奏などがあります。両方とも好きですが(どちらかと言えば後者に軍配を上げます。)、やはり最初に聴いたものの印象が強く、どうしてもそれを基準に聴いてしまう傾向がありました。

このたびNAXOS MUSIC LIBRARYにTeldecが参加したため”NMLサーフィン”をしていたのですが、中学時代に聴いたものはこれであろうというものを見つけました。だいたい予想はしていたのですが、グスタフ・レオンハルト指揮、レオンハルト・コンソートの演奏です。

Amazonのリンクを貼りつけたいのですが適当なものが出てきません。おそらく同じ音源であろうというものはあるのですが。
NAXOS MUSIC LIBRARYで全曲試聴できます。→こちら(Track4~6)



ムジカ・アンティカ・ケルンの演奏・フライブルグ・バロック・オーケストラの演奏と比較して古い演奏だとは思うのですが、新鮮な印象の演奏で古臭さを感じません。最近はやりのメリハリの利いた鋭い演奏と比較しても遜色ないのですが、より優雅さを感じる演奏でやはり良いなあと思います。(レオンハルト・コンソートっていつまで活動していたのでしょうか。そもそもこのCDの演奏は本当に私がFMで聴いたものと同じでしょうか。そして何年の録音なのでしょう?)


ご参考までに・・・


ムジカ・アンティカ・ケルン(たぶんこちらで試聴できます。Track9~11)

Bachiana 2: Double Concertos

Bachiana 2: Double Concertos






フライブルグ・バロック・オーケストラ(NMLで試聴できます。→こちら

Cpe Bach: Concerti

Cpe Bach: Concerti

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Carus
  • 発売日: 2005/02/07
  • メディア: CD



C.P.E.Bachのほかの曲も聴いてみたいと思うのですが、彼の曲ではついついこの「チェンバロとピアノのための協奏曲 変ホ長調 Wq. 47, H. 479」ばかり聴いてしまいます。優雅で刺激的で大変魅力的なこの曲、のんびりできる日に聴くことが多いのですが、万華鏡のように変化する音楽は何度聴いても退屈しません。

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今朝の音楽(BWV1053)とジュエリー展の話 [音楽鑑賞]

NAXOS MUSIC LIBRARYで最近「Warner Classics」「Erato」「Teldec」といったメジャーレーベルが聴けるようになりました。
NMLを利用してかれこれ6年になります。最初はまったく知らないマイナーレーベルばかりで、「NAXOSレーベルだけ聴くつもりでも元は取れるだろう。」という気持ちで聴いていました。ついにここまで来たかという感じですが、特に「Erato」「Teldec」に聴きたいものが多いのでうれしくなってしまいました。
「Erato」と言えばトン・コープマン。コープマンによるバッハのカンタータなどはChallenge Classics(これもNMLで聴けます。)で聴けるのですが、大好きなチェンバロ協奏曲を発見しました。


Bach: Harpsichord Concertos

Bach: Harpsichord Concertos

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Erato
  • メディア: CD



NAXOS MUSIC LIBRARYで全曲試聴できます。→こちら(ジャケットが違いますが同じ演奏のはずです。)

私が特に好きなのはBWV1053の第1楽章です。(CDではtrack 4)今朝これを聴いて幸せな気分に浸っていました。
この曲はカンタータBWV169の冒頭のシンフォニアになっていますが独奏楽器はチェンバロではなくオルガンになっています。
同じコープマンの演奏で比較できます。


Cantatas 17

Cantatas 17

  • アーティスト: Bogna Bartosz,Johann Sebastian Bach,Ton Koopman,Amsterdam Baroque Orchestra,Sibylla Rubens,Johannette Zomer,Sandrine Piau,Jürg Dürmüller,Paul Agnew,Amsterdam Baroque Choir
  • 出版社/メーカー: Challenge Classics
  • 発売日: 2005/03/08
  • メディア: CD



NAXOS MUSIC LIBRARYで全曲試聴できます。→こちら(BWV169のシンフォニアはtrack 1です。)



話は変わりますが昨日のことを少々。

今度長女が成人式を迎えるため2月くらいから地元の着物屋さんにちょくちょく行っています。
この着物屋さんは次女の同級生のお友達のご両親が経営されています。そんなこともあって最初からそこでお願いすることを考えていました。
着物は購入ではなくレンタルですが、着物屋さんにスタジオも併設されていてすべてのことが一か所で済むのです。先月すでに「前撮り」というものもしました。
いろいろと特典もあるしお得なプランでしていただいていますが、とにかく今のところ”お得意様”です。
「前撮り」の時に案内があったのですが、この着物屋さんでジュエリー展が開催されています。
いつもならその手のものには行かないのですが(行っても買えないため)、「3万5千円相当の真珠(2粒)をプレゼント(9800円でイヤリングかピアスに加工)」というのに惹かれてついつい行ってしまいました。それもジュエリー展が正式に開催される前の日に。
お電話もあったので雨が降っていて面倒だなと思ったのですが、真珠プレゼントは魅力的だし、高いものは買えなくても安いもの(つけることなんてないけれどパワーストーンのブレスレットとか。)もあるだろう、と行ってみたのです。
それに変なところではなくて地元で信頼されている着物屋さんですから間違いはないだろうと思ったし、断りにくいこともあるだろうけれど、買わなくても大丈夫だろうとの思いもありました。

お店に着いて、二階に案内されました。
普段は着付けなどをするお部屋なのですが、真珠やダイヤモンドのネックレスなどが展示されています。
ざっと見ても高級品しか置いてない雰囲気。
お店の奥様(ママ友と言って良いかどうかわかりませんが一応ママ友ですし、同じ地域活動をしています。)のそばには慣れた雰囲気のジュエリーアドバイザーのおばさまが!
ほかにお客はいないし、さっさと帰るに帰れない雰囲気。
まさかプレゼントの真珠だけが目的とも言えないし(苦笑)、第一それはやっぱり何か購入しないともらえないのでは・・・という気持ちになりました。
この時点でもう真珠のピアスはどうでもよくなりました。
真珠のアクセサリーは確かに持っていたほうが良いアイテムですが、自分は持っているし、長女が身に着けることもしばらくはなさそうですし、無理することもないですからね。
ピアスにする真珠は最初から見せてもらえましたが、「これと一緒にネックレスはどうですか?」といろいろ見せてくれるのですね。説明を聞きながら見るとやはり高級なものが良いなと思えてきます。
そうそう、淡水パールやバロック真珠なんて置いてありません。あくまでもフォーマルな真珠ばかりでした。
「娘さんには今までのものを譲って、お母様にいかが?」と黒真珠も勧められましたよ。
高級なものがお値打ちになっているのはわかりましたが、どうせ買えないので、せめて堂々としておこうと思って、いろいろ質問をしながら見て回りました。(小心者なので内心どきどき)
誕生石の話題になり、自分の誕生石であるアメジストの話をしたらピンクゴールドのチェーンについた淡い色のアメジストのペンダントを勧められました。
首にかけられ、「色が白いからよく似合う。」「今日のお洋服に良く似合う」と二人でおだててくれるのです。
まあそれはおだてだとは思うものの、確かにいろいろある中では自分に合うし素敵だなあと思えました。
「時間なので帰らなければいけない。」とか「これからもたまにお見えになるのであればこちら様で買わせていただきますね。」とかいろいろ言って帰ることにしました。
結局購入しなくてもプレゼントの真珠はいただくことができてピアスに加工していただくことになったのですが。(もちろん加工賃9800円はお支払しました。このピアスは自分用ではなく長女用です。)
そのあともしばらくアメジストのネックレスの話が続き、「1点ものですからね~。」「出会いが大切ですからね~。」「自分へのご褒美に」などと言われました。
ママ友からはショートメールで36回払い月々3100円の分割でも良いです、というようなお話もいただきました。(手数料はほとんどなし)
月々5000円だと(やっぱりやめておこう)と思いますが、3000円程度だと心が動いてしまいそうですね。
あって損はないお品だとも思うのですが、今年と来年が一番出費のかさむ時期。まあそれでも月々3000円程度ならまあいいか、という気持ちがないわけでもありません。

これ(ネックレス)にかけるお金があるならほかのことに回したい(家族のためでなくても)というのがあり、何が何でもほしいとは思いませんが、いろいろなお話を聞くと必需品に思えてくるものですね。またそのネックレスがまったく似合わないものであれば悩みもしないのですが、確かに自分には似合っていたし使い勝手がよさそうだったのです。ほかにかけなくても良いのなら購入を考えてしまうでしょう。


ジュエリーの話題ついでにもうひとつ。
もう何年も結婚指輪をはめていません。
数年前まではめっぱなしだったのですが、抜けなくて困ったことがありました。
苦心して抜いてみたら変形していました!
もともとそんなに細い指ではなかったのですが、太ったためきつくなり抜かずにそのままにしていたら変形してしまったのですね。
抜いてからはタンスの中にしまっていましたが、やはりこのままでは悲しいものがあるので修理したいと思っています。
銀座のミキモト(買ったところ)まで行くチャンスもないので、例の着物屋さんの近くの時計宝石店(やはり次女の同級生のご両親が経営)で直していただこうかと思っています。
たぶん今度はちょうどかゆるいかだと思います。
それにしても変形するって、とてもショックですよね。そんなに太っていたんだと思い知らされましたし。
昨日のジュエリーアドバイザーのおばさんは「”本物”だから変形するんですよ。」と言ってくださいましたが。







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ヘンデルのConcerto Grossoを聴きたい季節 [音楽鑑賞]

眼瞼黄色腫の手術の痕がだいぶ小さくなり絆創膏不要になりました。塗り薬ももう必要なくなってきました。
じゅくじゅくしたところがなくなったら(もうじゅくじゅくしていませんが)塗らなくて良いとのことです。
それでもあと一回傷痕の様子を見てもらうため通院しなくてはなりません。
眼瞼黄色腫であることは自分で調べて知ったのですが、手術の段階では「おそらくそうであろう」ということになっていたようです。手術で取った黄色腫(ホルマリン漬けにされた)ものを後で検査したようで、やはりそうだということになりました。「良性です。」と言われるとやっぱり安心しますね。悪性だなんて思っていませんでしたけれど。今後はコレステロールに気を付けた食生活をしなければなりません。
ついでにちょっと勇気を出してお聞きしてみましたが、黒子とかシミの治療も可能だそうです。シミは自費診療になりますが、値段の一覧表を見せていただきました。黒子は気になるほど大きいものでなくても保険適用での治療が可能なようです。具体的な治療の話は次回になりますが、取っていただきたいですね~。
私の顔の黒子はそんなに大きくないのですが、数があるように思います。
ただ、この病院が結構遠くなので困ります。近場の皮膚科に行くという手もあるのですが、新しいところに行くのも面倒なのでそこで引き続き治療をしてもらうつもりです。
本当は黒子よりもシミ・雀斑のほうが気になるのですが。
どうやって治療することになるのかわかりませんが、ついでにその周辺のシミ・雀斑も取れればいいのに。(笑)
シミで思い出しました。もう1か月ほど前にずっと気になっていた健康補助食品のビタミンC(レモン果汁パウダー)が安かったので購入してみましたが、何とか毎日飲めそうな味ですが続きません。やっぱりそのままなめるしかないのでしょうか。

今日は雨が降って若干涼しいですが、昨日は大変蒸し暑かったのでこの時期聴きたくなるヘンデルのConcerto Grosso(合奏協奏曲)を聴いてみました。
お気に入りはBISから出ているArte dei Suonatoriのもので特にOP.6-11(下の動画はその中の第1楽章)が好きです。


Handel: 12 Concerti Grossi, Opus 6

Handel: 12 Concerti Grossi, Opus 6




Arte dei Suonatoriによるop.6-11(第1楽章)


NAXOS MUSIC LIBRARYで試聴できます。→こちら

昔の演奏だと倍くらい遅いものばかりですが、やはり爽快感を味わうにはこのくらいの速さでないと。

NMLでもう一つ同じくらい爽快感を味わえる演奏を見つけました。(オーストラリアのABCレーベルです。)

Handel: Concerti Grossi Op. 6

Handel: Concerti Grossi Op. 6

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: N/a
  • 発売日: 2009/08/11
  • メディア: CD



NAXOS MUSIC LIBRARYで全曲試聴できます。→こちら


Paul Dyer 指揮&チェンバロAustralian Brandenburg Orchestraという古楽バンドの演奏です。上で書いたお気に入りArte dei Suonatoriより若干テンポが速くきりっとした爽快感があります。初めて知りましたがフィリップ・ジャルスキーやアンドレアス・ショルとも共演していますね。今まで聴いたことのある演奏もいくつかありました。

Australian Brandenburg Orchestraによるヘンデルの合奏協奏曲Op.6-12(第2楽章)の演奏です。楽譜に注目してください。手書きっぽくて音符が大きめに思うのですが・・・。




これを聴くとOp.6-12も良いなと思えますが、やはり何度聴いてもOp.6-11が良いなあと思う私です。
(ちなみにArte dei SuonatoriのOp6-12第2楽章はこんなに速くなく、もう少し繊細な印象です。)
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MRI撮影中の音楽鑑賞体験 [音楽鑑賞]

先日子宮筋腫の診察の一環でMRIを撮ってきました。
上の娘の出産直後に発見され、20年ほど経過観察してきた(と言うより放置してきた)子宮筋腫。
発見当初は2センチほどだったようですが、今ではおなかの外からも触ることができるほど大きくなっています。
年に一度の健康診断で診てもらうだけでなく、そろそろ病院でちゃんとした検査を受ける必要があるだろうと思って行ってみたのです。
自覚症状はほとんどないに等しいので今まで通り経過観察で良いと思いますが、今日の話題はMRI撮影中の体験です。
過去にも2回ほど撮影しているのですが(頭部と膝)、詳しいことは忘れました。
今回機械の中に横たわり体を固定されると、ヘッドホンを渡されました。何でも非常にうるさい音がするので音楽を聴いてリラックスしてほしいということでした。
MRIの機械にはSymphonyシンフォニー)と何やら期待させるような名前が書かれてありました。
しかもその下にMaestro(マエストロ)と書いてあります。
ヘッドホンから流れる音楽は重厚な交響曲かしら、なんてドキドキしながら待っていました。
流れてきたのはJ-Popらしき音楽のインスト演奏(打ち込みのように思います。)で期待はずれでした。特に好みの演奏というわけでもないので何となく聴いていると機械音がガンガン聞こえてきました。
はっきり言って、ヘッドホンから聞こえる音楽はほとんど聞こえないに等しいし、ないほうが良いのではないのだろうかと思いました。
そうこうしているうちに眠くなり(私は立っていても、うるさくても、明るくても眠れます。)ほとんど眠っていました。
たまにはっと目が覚めるのですが、それは機械音が途切れた時です。でもまたすぐに聞こえてくるので、まともに音楽を楽しめた(?)のは最初の1~2分程度でした。
流す音楽は患者によって変えているのでしょうか?私の前は小学校1年生の男の子でしたけれど。
確かヘッドホンを渡される時に、必要かどうか確認されたような気がします。その時は音楽が聴けるならと思って受け取りましたが、はっきり言って意味がなかったですね。

数年前にMRIを撮った時の記事はこちらです。この時はラジオでしたね~。いかに退屈だったか書いていますが、やっぱり眠っていたようです。(笑)




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Stabat Mater(G.B.Pergolegi) Oehms Classics [音楽鑑賞]

PCを使えない間NAXOS MUSIC LIBRARYも聴けませんでした。(スマホで聴けるのですが、聴いていません。)
久しぶりにNMLを利用しましたが、気になっていたCDが聴けるようになっていて早速聴いてみました。
それはOehms Classicsから出ている"Stabat Mater"(G.B.Pergolegi)で、私が注目しているカウンターテナーの一人であるTerry Weyがソリストとして歌っています。
ここにAmazonのリンクを貼りつけたいのですが出てきません。
NAXOS MUSIC LIBRARYの該当ページはこちらです。→こちら(全曲試聴できます。)

この演奏の特徴はソリスト二名がカウンターテナーであることです。
最近ではソプラノとカウンターテナーの演奏もよく聴いていましたが、以前何度も聴いて馴染んでいたミレッラ・フレーニ&テレサ・ベルガンサのようにソプラノとアルトによる演奏が一般的でした。
このCDを聴くまで私はてっきりTerry Weyがアルトパートを担当し、相手はソプラノなんだと思っていましたが、ソプラノパートもカウンターテナーでした。
そのカウンターテナーはValer Barna-Sabadusという人物でかなりの若手です。(26歳だと思いますが、Terry Weyのほうが1つ年上で同世代のコンビですね。)
カウンターテナーと言っても同じ声質はめったにないと感じます。ソプラノやテノールといった一般的なものであっても同じ声質はないのですが。
Terry Weyは宗教曲に向いた甘さのない声だと思っていましたが、このCDでは声質の変化を感じました。以前よりも柔軟性が出てきたような気がします。
Valer Barna-Sabadusの声は外見からは想像もつかないものです。愛らしさを感じるぶれのない声ですね。
軽やかで天に飛翔していくような透明感のある声です。同じカウンターテナーでもValer Barna-Sabadusはソプラニスタのような感じで、Terry Weyは男性アルトという感じです。

私のブログを長く読んでくださっている方はお分かりだと思いますが、米良美一さんに始まりフィリップ・ジャルスキーなどカウンターテナー歌手の記事が多いです。まるでカウンターテナーウォッチャー。(笑)
宗教曲で今まで女性が歌うのが当たり前だと思っていた曲でも魅力的なカウンターテナーたちの演奏を聴いてしまった私はもう過去には戻れません。
"Stabat Mater"もフレーニ&ベルガンサ盤が私にとっての決定盤だと思っていましたが、おそらくこれが決定盤になることでしょう。(あくまでも自分にとっての)

Michael Hofstetter 指揮のNeumeyer Consortの演奏も爽快ですね。


Valer Barna-Sabadus


Terry Wey






ところで新しい16日に購入したPCですがキーボードも不調で修理に出しました。昨日の夕方同じく修理に出しているマウスのように新しい電池に変えても動作しないという事態に。
新品なのに続くトラブルにうんざりしています。ワイヤレスの良さがまったく感じられません。ちょっとかっこいいだけで良いことないような気がするのですがどうなのでしょうか。




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Mr.Corelli in London(Maurice Steger) [音楽鑑賞]

山岡重治さんのリコーダーのCDでコレッリを聴いていて思い出したCDを聴いてみました。
Maurice StegerのMr.Corelli in Londonです。





こちらで全曲試聴できます。

Maurice Stegerの演奏の特徴・・・とにかく装飾が多い!一言で言うなら「ピロピロピロ~~~」です。(笑。こんな言葉でしか表現できないのが情けないです。)
同じ曲でいろいろ比較しているわけではないのですが、おそらく一般的な演奏と比較してかなりたくさん装飾をつけているはずです。
何も知らずに聴いていたらコレッリではなくてアイリッシュみたいに聞こえるかもしれません。

Maurice Stegerのコレッリの演奏(CDには収録されていない曲です。)がこちらの動画で視聴できます。


白いリコーダーを使っていますが何でできているのだろうかと思い少し調べました。(学校の教材用で樹脂製の白いリコーダーを見慣れているため、何気なく見てしまうところでした。いくら何でも樹脂製ということはないだろうと思って調べてみました。)
象牙のリコーダーというものもあるようですが今はワシントン条約によって国際商業取引が原則禁止されているので、人口象牙というものが使われているようです。
この演奏で使っているのは象牙なのか人口象牙なのかわかりません。

あと動画を見るとStegerも頬を膨らまして演奏しています。(”も”というのは私が今まで見たプロリコーダー奏者は皆そうしているし、セミプロなみのアマチュア奏者はたいていそうです。)
私たち素人で何の知識もないと頬を膨らませてリコーダーを演奏することはないのですが(している人もいるかも?)、こうすると演奏する上で都合が良いのでしょうか?息が長く使えるとか?
また動画のちょうど真ん中で膝を足部管の穴に近づけていますが、超高音を出す時のテクニックですね。私も最近ある方から教えていただき、自分でもやってみたいと思っていたテクニックです。

動画を見るといかに全身を使って演奏しているかがよくわかります。・・・と言うか全身を使わなければこのような超絶技巧は無理ですよね。


動画のアンサンブルの第1ヴァイオリンは日本人ですね。だからどうということはないのでしょうけれど、やはりうれしいですね。海外の古楽アンサンブルで活躍する日本人が結構多いように感じるのですがどうなのでしょうか。
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山岡重治さんのリコーダー [音楽鑑賞]

前の記事に載せたCDを聴きたい順に聴いていますが、コレッリのソナタのCDが想像以上に良かったので同じ山岡重治さんが演奏している別なCDをNAXOS MUSIC LIBRARYで聴いてみました。


先日手に入れたほうです。



NMLで試聴できます。→こちら
トラック13のソナタ第7番ト短調の三楽章Sarabanda Largoは昔教科書の楽譜で吹いていましたが、まったく違う曲に聴こえますね~。



フラウト・イタリアーノの魅力

フラウト・イタリアーノの魅力

フラウト・イタリアーノの魅力

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: マイスター・ミュージック
  • 発売日: 2010/04/24
  • メディア: CD



NMLで試聴できます。→こちら

フラウト・イタリアーノというのはG管のアルトリコーダーだそうです。
山岡重治さん=平尾重治さんで(演奏の時は山岡さん?)、平尾リコーダー工房で製作もされています。(製作者としては平尾さん?)
今気が付きましたが二枚のCDで共演されている平尾雅子さんとは演奏以外でも関係があるのでしょうか?

それはともかくとして山岡さんのリコーダーを聴いてニュアンスに富んだ音の出し方に惹かれました。
独学でリコーダーを吹いていて時々くわえ方とかタンギングがこれで良いのか自信がなくなるのです(あくまでも時々です。)。リコーダーを本格的に学んでいる知人が何人かいますが、その中でも特に頑張っておられる方はやはりくわえ方が違うように思うのですね。こればかりは自分でレッスンを受けるなり何なりしないとわからないことです。
さらに自分がリコーダーを吹く時には伸ばした音のピッチが高くなったり低くなったりしないように気を遣っているのですが(気が付かないうちにピッチが変わることも)、山岡さんの演奏では敢えて私とは逆のことをされているように感じるのです。アクセントをつけている箇所ではピッチの変化が顕著なのですが、それが曲に彩りを与えているように感じます。
まあ素人がむやみにやってよいこととは思いませんが、リコーダーの吹き方には技があるはず、と思っています。でもレッスンを受けていない素人は無難に吹くのが良いのでしょうね。


話はCDのことから離れますが、楽譜は読めないけれどリコーダーやオカリナを吹く知人ができ、その人と共に何かやってみたいと思っています。もちろん時間をかければ楽譜を読むことはできる人なのですが、ぱっと吹くことができるのはどうしても主旋律になります。ではそれに合わせて自分が吹こうと思った時、まず自分のリコーダーと彼女のリコーダーのピッチが合わないことに気が付きました。まずピッチが合わないことにはどうしようもないのですよね。昔リコーダーサークルをしていた時のこと、たいていのメンバーの手持ちの楽器ヤマハかアウロスで小中学校で使っているレヴェルのものでした。そういったものでもピッチの違いが気になるので統一したという経緯もあるのですが、前述の知人が持っているのは100均のリコーダーなのです。私は100均じゃダメとは思いませんが、彼女と合わせるためには自分が同じ100均のリコーダーを購入するか彼女が私と同じか同レヴェルの楽器を手に入れるかしないとダメなのですね。今のままで合わせると超気持ち悪いです。手っ取り早いのは私が100均の楽器を手に入れることなのですが、それでも同じピッチになるという保障はありません。中学生の息子さんがいるようなのでせめてそのお子さんが小学校で使っていたリコーダーを使えないかなあと思っています。でもリコーダーにしてもオカリナにしてももう少し質の良いものを手に入れても良いと思っていらっしゃるようなのでどうなるかわかりません。いずれにしても二人で練習する暇はまったくないに等しいです。

木製リコーダーを購入したいと思ってもう何年も経ちますがいまだに樹脂製しか持っていません。少しレヴェルの高い樹脂製は引越しの時サークル仲間に譲り(なぜかというと同じサークルで揃えた楽器だったため)、今は娘二人が使っていたリコーダーをソプラノ・アルト二本ずつ私が使っているという状況です。ほかの楽器にもお金がかかるし、いろいろと優先順位があるので仕方がないですね。

でもこんなCDを聴いていると、やはり樹脂製とは音色が違うんだなあと思い知らされます。去年お会いしたあるリコーダー演奏家の方に教えていただいたレヴェルの高い樹脂製でも良いから購入してしまおうかなあ?そういうプロの演奏家でも何が何でも木製を使っているわけではないという話でしたし。(私はプロは何が何でも木製のリコーダーなんだと思っていました。)木製もお手ごろ価格もあるのですが、購入するのがためらわれて。
平尾リコーダー工房の楽器のお値段を見て驚きましたが、適正価格なんだと思います。でもちょっと買ってみようかなあ~という感覚で買えるお値段ではありませんね。

上のCDは二枚とも退屈せずに聴くことができます。
NMLで他にも山岡さんの演奏を聴けますのでまた聴いてみたいと思いました。
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刺激的な「カノン」 [音楽鑑賞]

私の住むところでは桜はまだ蕾です。今週末くらいから咲き始めるでしょうか?

ここのところパッヘルベルのちょっと珍しい作品を聴いていましたが、この時期になると聴きたくなる「カノン」の面白い演奏を求めてNMLで探してみました。私にとっての”面白い”の基準は変わったアレンジとかではなく、古楽系のすっきりした演奏です。「カノン」は演奏もいろいろ経験していますが、ゆったりした演奏が多く、演奏していても眠くなる場合が多いです。それも良いのですが、今回いくつか聴いてみた「カノン」はなかなか刺激的です。

今聴いているのはお気に入りのATMAというカナダのレーベルのBonbonsというアルバム。(お菓子のボンボンという意味ですよね?)


Bonbons

Bonbons




NAXOS MUSIC LIBRARYで全曲試聴できます。→こちら

ベルナール・ラバディ(Bernard Labadie)指揮、Les Violons du Roy(レ・ヴィオロン・デュ・ロワ)の演奏です。宣伝用動画ではグルックの「精霊の踊り」を聴くことができます。古楽バンドだけれどモダン楽器を使っての演奏も多いのかな、と思います。このアルバムの曲は「カノン」「精霊の踊り」をはじめバロックから古典派にかけてのポピュラー曲ばかりですね。誰が聴いても親しみ易い曲ばかりだと思います。ちなみに「カノン」は「ジーグ」とセットで収録されています。
BWV156が収録されていることから気になってちょっと調べましたが、以前この指揮者・バンドの演奏でBWV1083(ペルゴレージの「スタバト・マーテル」を使ってバッハが作曲?したカンタータ)とBWV82を聴いたことがあったことを思い出しました。



「カノン」に戻りますが、演奏は通常の4拍子ではなく2拍子で速いテンポですね。(平均的な演奏だと6分以上かかるのは当たり前ですがこの演奏は4分ちょっとです。)眠くなることなどあり得ないです。テオルボ(バロックギターと両方使っているかもしれません。)やチェンバロのはじく音がアクセントになって刺激的です。停滞することなく常に進んでいくイメージの演奏です。

(追記)

後でNMLにリンクされているHMVにあるレビューを読んでみました。

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レ・ヴィオロン・ドゥ・ロワによる新鮮なバロック名曲集

カナダのモントリオールに本拠を置くバロック・オーケストラ、レ・ヴィオロン・ドゥ・ロワによるバロックの名曲集。収録されている作品はどれもお馴染のバロックの美しい曲ばかり。
 G線上のアリアは華やかさのある上品な演奏。パッヘルベルのカノンは可憐で優しく、パーセルのシャコンヌは艶があり、ほのかに漂う官能が、心をとらえます。モーツァルトのアイネ・クライネ・ナハトムジークは明朗で格調の高い表現を聴かせてくれます。(キングインターナショナル)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
”新鮮な”というのは当たっていると思いますが、本文に「異議あり」です。
特に「パッヘルベルのカノン」が「可憐で優しい」というのはまったく違うと思います。私が聴く限りではこのブログ記事のタイトルのように刺激的な演奏です。

HMVのレビューは参考にすることが多い(…と言ってもそれを見て購入しているわけではありません。自分で聴いて感じたものを再確認することが多いのです。)やはり自分が聴いて良いかどうかが一番であって、通販サイトなどのレビューを参考にすべきでないと思いました。もちろん自分と同じことを言ってくれていることも多いのですけれど。



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Pachelbel Vespers(The Kings Singers) [音楽鑑賞]

パッヘルベルの「晩祷」というCDを聴いています。Signum Classicsから出ているCDで、歌っているのはキングズ・シンガーズです。

Vespers

Vespers




NAXOS MUSIC LIBRARYで全曲試聴できます。→こちら

《ヨハン・パッヘルベル》
★Ingressus(導入唱)ハ短調(原曲ニ短調) Sonata/Deus in auditorium/Gloria patri/Sicut erat
★Magnificat(マニフィカト)ハ長調(原曲変ホ長調) Sonata/Magnificat/Et exultavit/Quai respexit/Et misericordia/Fecit potentiam/Suscepit Israel/Gloria/Sicut erat

《ヨハン・クリーガー》
★5声のソナタイ短調 Allegro/Adagio/Allegro/Presto/Adagio

《ヨハン・パッヘルベル》
★Ingressus(導入唱)ホ短調(原曲ト短調) Sonata/Deus in auditorium/Domine ad adiuvandum/Gloria/Gloria Patri,Sicus erat
★Ingressus(導入唱)ト長調(原曲イ長調) Sonata/Gloria Patri/Sicut erat 
★Ingressus(導入唱)ト短調(原曲イ短調) Sonata/Deus in auditorium/Gloria/Sicus erat/Et in secula seculorum


《ヨハン・カスパール・ケルル》
5声のソナタト短調 Allegro/Vivace/Andante/Allegro

《ヨハン・パッヘルベル》
Magnificat(マニフィカト)ヘ長調(原曲ト長調) Magnificat/Deposuit/Sicut locutus est/Sicut erat,Amen
Ingressus(導入唱)変ロ長調(原曲ハ長調) Deus in auditorium/Sicut erat


最初にパッヘルベルの・・・と書きましたがケルルとかクリーガーの曲も入っていますね。(クリーガーはあの「クリーガーのメヌエット」の作曲家でしょうか?)皆「ヨハン」です。(笑)

晩祷(Vesper=Vespre)と言うとまずモンテヴェルディのものを思い出します。そちらも大好きな曲です。
パッヘルベルの晩祷、IngressusとMagnificatでセットなのかどうかわかりませんが、聴いていて楽しいですね。歌ってみたくなります。どこを切り取っても楽しい気がします。

日本語で晩祷と言うと静かな祈祷のイメージがありますが、モンテヴェルディにしてもパッヘルベルにしてもけして静かな曲ではありませんね。
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Johann Pachelbel  Ciacona con Variazioni (C-dur) [音楽鑑賞]

「パッヘルベルのカノン」で有名なJohann PachelbelのCiacona(チャコーナ=シャコンヌ)con Variazioni (C-dur)。
先日某講座で主題を聴いてすぐに好きになってしまいました。別な関連動画では楽譜も出ていましたが、手軽に弾ける曲なので私も弾きたくなりました。楽譜を手に入れたいです。


NMLではJoseph Payneさんのオルガン演奏で聴いてみました。(楽譜付き動画はPayneさんの演奏なのですがここに貼り付けるのは控えました。)→こちら試聴できます。最後の10曲目ですね。





「パッヘルベルのカノン」ももちろん素晴らしい曲なのですが、パッヘルベルは本当にいろいろなオルガン曲を作曲しているのですね。私自身もコラール前奏曲など何曲か弾いたことがあります。
このCDはまだ一曲しか聴いていませんがこれから全曲聴いてみようと思います。

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スマホでNMLを聴いてみました。 [音楽鑑賞]

スマホを使ってNML(NAXOS MUSIC LIBRARY)を聴いてみました。
実はアプリを先にダウンロードしないといけないと思っていたため試すのが遅くなりました。(いまだに自分でアプリをダウンロードしていません。)
普通に検索してNMLの画面を立ち上げ、ログインすればPCで聴くのと同じように聴くことができました。
ただし、設定画面で音量をある程度にしておくかイヤホンを使用しないといけませんね。スマホを目覚ましにも使っているのですが朝けたたましい音量で鳴ると家族に不評なので設定画面で音量を下げていたのですね。脇についているボタンでも音量調節はできるのですが、設定画面で小さく設定していたらその範囲を超えて大きくすることができないようです。NMLの画面のまま音量調節をしたいところですが一度消さないと設定画面にできないのが不便ですね。PCじゃないのだから仕方がないでしょうか。長く聴いてみないことには聴き心地がわかりませんが、途切れることもあるようですね。外出先では充電切れを気にしなければならないし、長時間聴くことは考えない方が良いと思います。例えば外出先で曲が気になって確かめたくなった時とかそのような時に使うのが良いでしょう。いずれにしても私は普段からiPodなどを使っていませんので音楽が流れていなくても大丈夫です。
さっき確かめてみたこと。
スマホでNMLを再生中、PCでも再生できるか?
時間差で同じCDを同時に聴いてみたところできました。先にスマホで聴き、その後PCでNMLを立ち上げましたが”最近再生したタイトル”の履歴に早速スマホで聴いたものが出ていました。

聴いてみたのはこのCD。

Canzone e Cantate

Canzone e Cantate




NMLで全曲試聴出来ます。→こちら

モンテヴェルディ、フレスコヴァルディ、べネデット・フェラーリ、ヴィヴァルディ・・・などの曲はフィリップ・ジャルスキーの演奏でおなじみの曲の数々。(ヘンデルもジャルスキーが歌っている可能性が高いです。)カウンターテナーの演奏なのでついつい比較しながら聴いてしまいますが、このFranco Fagioli さん、なかなか良いですね。

YouTubeで宣伝動画がありました!


そうそう・・・声楽初学者にもおなじみの"Nel cor piu non mi sento"(うつろな心)がありますね。動画にも出てきますが装飾があるとまるで違って聴こえます。





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米良美一「名曲集 Vol.1」 [音楽鑑賞]

12月から怒涛の忙しさでしたが、やっと一息つける状況になりました。
と言っても暇になったわけでもないのですが、日常が戻ってきたという感じでしょうか。
ここのところ音楽を聴く暇もなかったのですがやっとその余裕ができました。
米良美一さんの韓国の歌のCDの話題をお正月の記事で取り上げましたが、それほど間を空けずに今度は日本の歌謡曲のCDが2月29日に発売になりました。Amazonで取り寄せ3月1日には届いていたのですが、4日に重大な予定があり、それが終わるまでは聴かないと決めていました。・・・というか聴く暇もなかったのです。
すべてが終わり心置きなく聴いています。

名曲集 Vol.1

名曲集 Vol.1

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Village Again / Lamela
  • 発売日: 2012/02/29
  • メディア: CD



発売元のVillage Againの宣伝動画です。


「ヨイトマケの唄」は米良さんの「ノスタルジー」というCDにも収録されているのですが、今回はピアノ・ギター・チェロが入っています。(アレンジが違います。小野澤篤さん編曲。確か「ノスタルジー」では北原葉子さんの編曲でした。)「ノスタルジー」では最後に収録されているし、大抵コンサートのアンコールで歌われているので、いきなり1曲目にくるというのが驚きですね。何らかの意図があるのでしょうけれど、1曲目として聴くには内容的に重いかな、と思う時には2曲目の「愛して愛して愛しちゃったのよ」から聴いています。私は1曲目から続けて聴いてもどうもないのですが、いきなり「ヨイトマケの唄」だと家族がいろいろ言うのです。
「愛して愛して愛しちゃったのよ」は塩入俊哉さんのアレンジ&ピアノ伴奏です。私は名古屋ブルーノートで二回塩入さんの伴奏を聴いていますが、それ以来すっかりファンになってしまいました。この曲はとてもコミカルなイメージがありましたがしっとりとした曲想になっています。
3曲目の「つぐない」、これは最初から米良さんに合いそうな気がしていましたが塩入さんの素敵なアレンジで更に素敵になっています。チェロは古川展生さんですね。しくしくする心を優しく撫でてくれるような演奏です。
4曲目は「真っ赤な太陽」。塩入さんのアレンジ&ピアノ伴奏+コントラバスです。Jazzyなアレンジですね。
5曲目は「ありのままで」。沢田知可子さん作詞、小野澤篤さん作・編曲。ピアノ・ギター・ヴァイオリンという編成ですね。この曲ではカウンターテナーの声の割合が高いですね。(全体的にテノールの声なのですがいわゆる”テノール声”とは違う米良さんならではの地声ですね。)この曲の歌詞は米良さんそのもの、という感じがします。
6曲目は「いいじゃないの幸せならば」。いずみたくさんの作曲です。私はいずみたくさんの曲が好きなのかもしれません。♪希望と言う名の~♪という「希望」という曲のメロディーも好きですし。
7曲目「ひとり寝の子守唄」。塩入さんの編曲&ピアノ伴奏にWEIWEI WUUさんの二胡が加わっています。
8曲目「伊勢崎町ブルース」。これも塩入さんの編曲&ピアノ伴奏。
9曲目「圭子の夢は夜ひらく」。田嶌道生さんの編曲&ギター伴奏。
10曲目「君こそわが命」塩入さんの編曲&ピアノ伴奏。

正直米良さんが歌わなければそれほど興味もなかった曲たちがほとんどです。もちろん最初の歌い手が良いという方もいらっしゃると思いますが、米良さんが歌うとどの曲ももともと米良さんの曲なんじゃないかと思えるのが不思議です。カヴァー曲で満足できることって滅多にありませんので。米良さんが好きだから身びいきしているんじゃないかと思われそうですがけしてそうではありません。
まあ、やっぱりクラシック(古楽)に戻ってほしいという気持ちはあるのですけれど、こういう曲の演奏を聴くと米良さんの音楽の幅広さやどんなジャンルでも自分のものにしてしまう凄さを感じてしまいます。

CDのデザインは米良さんが最近着ている市松模様のスーツに合わせたものでディスクもそのようになっていておしゃれです。表紙の米良さんは私にはちょっとイマイチ。細く見えすぎるところがちょっとね~。裏表紙のほうが好きです。メイクと撮影技術のおかげでもあるとは思いますがとても色白できめ細かい肌の人のように写っています。実際の米良さんも確かにそうなのですが。(笑)過去のCDや本の撮影でも気に入らない写真は多いのですが、私は実物が一番好きです♪

それにしても「名曲集 Vol.1」というタイトルなのですからVol.2以下もあるということですね。
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最近のいろいろ [音楽鑑賞]

いろいろなことで忙しくしています。
年末に軽い風邪をひいてすぐに治った後、1月の半ばにまた風邪をひいてその名残で咳が続いています。
12月と1月には合計で3回内科に行っていますが、今回は不思議なことに咳が続いても声は良く出るという状況です。いつもは喉痛→朝起きたときの黄色い痰→胸がむずかゆくなる→ひどい咳(=声枯れ)というパターンなのですが、咳がなかなか治らないものの結構歌えて高音も出せるし、喉も疲れないという今までにない風邪です。
いつも参加させていただいている演奏会は諸事情から参加をせず聴く側になりましたが、人の演奏をゆっくり聴かせていただくのもまた楽しいものです。一瞬参加すれば良かったとも思いましたが、いろいろと忙しい中で無理をするのも良くないだろうと思いましたので今回はこれで良かったと思います。
でもひとつ残念なことが。
知人から”結婚式の聖歌隊”の話があったのですね。お嬢様がヴァイオリン奏者なのですがそちら方面からの話でした。・・・ということは一応ある程度プロ並みの仕事を要求される場での話と解釈しました。知人の話ではレヴェルは問わないと言う話だったけれどCeciliaさんなら・・・という話でした。(知人のお嬢様は某音大ヴァイオリン科を主席で卒業されています。)依頼のあった日は例の矯正が本格化している頃なので、歌に影響があるかもしれず、そのような状況で受けるわけにはいかないと思ったのです。これが一般の教会の礼拝の中の聖歌隊だったら問題ないのですけれどね。こういう話が今後あるとも思えないのでとても残念。でも仕方ないです。
ヴァイオリンと言えば、ある場所でヴァイオリンでアンサンブルに参加することになり、今練習中です。・・・と言っても猛特訓する暇もないです。でも暇を見てちょっとまじめに練習しています。アンサンブルで組む相手は音大の副科でヴァイオリンを学び(はじめたのは高校からということでした。)オケの経験が豊富な方です。
でもたまに真面目にヴァイオリンをやると顎が痛くなりますね~。

最近聴いたCD。
ドビュッシー自身の自作自演演奏なのですが、まるで彼が現代に生きているように身近に感じられました。1913年の演奏とのことで約100年前の演奏ですね。
ピアノロールに遺したもののステレオ録音とのことです。(声楽曲のほうは当然ピアノロールでなく普通の録音ですよね。「ペレアスとメリザンド」初演の時のメリザンド役のメアリー・ガーデンというソプラノ歌手の声が聴けます。)

Composer As Pianist

Composer As Pianist




NAXOS MUSIC LIBRARYで全曲試聴できます。→こちら

大好きな「子供の領分」も入っています。
ドビュッシーのピアノ曲は高い技術を持ったピアニストが弾く難しい曲というイメージがあるのですが(確かに技術がないと難しい)、ドビュッシーの演奏はごく自然で楽な気持ちで聴けますね。自分自身の曲なのだから当然なのかもしれないですが、彼が作曲家である前にピアニストとして優れた技術があったからなのでしょうか。それにすべての作曲家が自分のピアノ曲をばっちり弾けるわけでもないですよね??
ピアノ自体の音色も柔らかく感じられ、とても癒されるCDだなあと感じます。

癒される・・・で思い出しました。先日週刊新潮で青島広志さんの文章を読みましたが、音楽で人を癒そう、癒し系音楽を作曲しようというのは”本当の作曲家”ならあり得ないというような内容のことを書かれていました。本物の作曲家・音楽家は癒し(治療)に関しては医者には適わないことを知っているし、作曲の際には”自我”が出てくるものであり、”癒し系音楽”を作曲してもドビュッシーや久石譲の亜流になるだけだというような内容でした。
一昨日読んだ記憶で書いていて、手元に文章がないので私自身の解釈が少なからず入り込んでいますが、私が今まで感じてきたこととほぼ重なり、うなずきながら読んだのでした。

忙しすぎてスマートフォンの機能も使いこなせていません。
電話とメールにはかなり慣れましたが、かけるつもりもないのにうっかり電話をかける羽目になったりすることが多いです。(着信履歴を見ていていじっているとそういうことになります。)
早くNMLを聴けるようにしたいです。

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谷川俊太郎作詞・林光作曲「四つの夕暮れの歌」 [音楽鑑賞]

前の記事ではグスタフ・レオンハルト氏の訃報について書きましたが、作曲家の林光さんも最近亡くなられていました。(伊閣蝶さんが記事を書いておられます。)林光さんの曲を何か聴いてみようと思い、NMLでレオンハルト氏の演奏を一通り聴いた後(知らない曲で興味深い演奏が多かったです!)、林光さんでNML検索しました。
あまりたくさんは聴けないのですが声楽曲のコーナーになじみのCDがありました。
すっかり忘れていましたが、米良美一さんの「うぐひす」というアルバムに林光さんの「四つの夕暮れの歌」があったのでした。


うぐいす~ 米良美一 日本を歌う

うぐいす~ 米良美一 日本を歌う




NAXOS MUSIC LIBRARYで全曲試聴できます。→こちら

このCDはすでに何度も取り上げています。「四つの夕暮れの歌」はじわりじわりと好きになっていった曲で、最初の頃は「すごい」と思いながらも自分の中では地味な存在の曲でした。じわりじわりと好きになっていった理由には米良さんの歌唱力によるものが大きかったのですが、谷川俊太郎さんの詩の内容から追悼に相応しい曲だとも思えます。(1・夕暮れは大きな書物だ 2・誰があかりを消すのだろう 3・誰もいない隣の部屋で 4・死者の迎える夜のために)連作歌曲ですが1~3曲目と進むに従って緊張感が高まったところで4曲目にはダイナミックな開放感を感じさせる和音が使われています。
林さんが20代の頃に作曲した歌曲のようですね。あらためて聴いてみて大変純度の高い音楽に感動しています。

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グスタフ・レオンハルト氏が亡くなりました [音楽鑑賞]

グスタフ・レオンハルト氏が亡くなったそうです。

去年も日本でチェンバロとオルガンのコンサートをされていたようで、高齢でもまだまだ現役で頑張っていらっしゃるのだなあと思っていましたが、今知って驚きました。

バロック音楽と言えば中学の音楽鑑賞で聴いたヴィヴァルディの「四季」やバッハの「小フーガト短調」くらいしか知らなかった中学生の私はNHK-FMの「バロック音楽の楽しみ」を通して耳にしたレオンハルト指揮ラ・プティットバンドの演奏などを通して音楽の趣味が形成されたと言って良いです。一番記憶にあるのはリュリの「町人貴族」の序曲でした。


リュリ:町人貴族&カンプラ:優雅なヨーロッパ人

リュリ:町人貴族&カンプラ:優雅なヨーロッパ人



  ↑
試聴できます。

これ、いつの録音でしょうか。調べないとわかりませんが、近いうちに手に入れたいと思います。
とにかくラジオで放送されたものをエアチェックして何度も聴いていたので耳に残っていました。テープを節約するために皆川さんの解説の部分を少ししか録音してないため、曲名がわからなかったのですが(「グスタフ・レオンハルト指揮、ラ・プティットバンドの演奏です。」、というのだけは残っていました。)、ブログに記憶を書いたことがきっかけで情報をいただき、曲名がわかったという経緯があります。

レオンハルト氏と言えば、NHK-BSで部分的に見た「アンナ・マグダレーナ・バッハの年代記」を全部見てみたいです。(DVDほしいです。)




《これはレオンハルトやアーノンクールらを中心とする古楽器演奏家たちが、可能な限り厳密に考証された当時の衣装・かつらを着用して、教会や古い家屋の中で演技・演奏する音楽映画である。バッハの2人目の妻として献身的につくしたアンナ・マグダレーナが語り部となることによって、映画全体が一つのバッハ伝記となっている。》←Amazon商品説明より


NAXOS MUSIC LIBRARYでも追悼のプレイリストができていますね。


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新年の抱負 [音楽鑑賞]

2012年、あけましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いいたします。

年末も忙しかったですが、今月いっぱいちょっと忙しいです。(その後はちょっと暇になると思います。)
このブログを何年か前のような勢いで更新するということはないと思いますが、音楽記事中心に続けていこうと思っています。
ご訪問コメントもできる範囲でさせていただいていますが、内容をよく読んでコメントしようと思うと難しいことが多く(つまりなかなか内容を理解できないためコメントしにくかったり、思うことはいろいろあるのだけれどどうコメントしてよいのかわからなかったり、当たり障りのないどうでも良いようなコメントをするのもどうかなと思ってコメントできなかったり・・・といろいろです。)、記事更新もご訪問コメントも無理せずにしていく予定です。
また、so-netブログにはnice機能があるので、「コメント書けなくてもniceを押せば良いじゃないか。」というご意見もあると思いますが、私のブログ方針からコメントを書けない場合はniceも押しません。コメントしにくくても「niceな記事だなあ!」と思うこともよくあるのですが、この方針でいくとniceも押せないのです。そのうち方針を変えることもあるかもしれませんが、どうかご理解ください。逆に私に「見ました」の証やお礼のniceも不要です。自分も忙しくなることもあるので、お忙しい立場の方の状況は理解できます。お暇な時にコメントいただけるとうれしいです。niceというのもso-netブログ同士だけの機能ですけれど、律儀な方ほどniceのやり取りでお疲れになっているように思うことが多いです。もちろんそれぞれのお考えに意見するつもりはありません。でもniceのやり取りだけに終始するのは嫌なので、niceをいただいた方に不義理をしているなあと思いつつも自分の方針を貫かざるを得ません。このような方針をご理解の上、今後もよろしくお願いいたします。もちろん「見るだけ」も大歓迎です。(私も「見るだけ」のブログ多いです。)

今年の抱負

「攻めるために守る」

うまく表現できませんが、去年はやみくもに”攻めて”(←去年の抱負)いたところがあります。今年は3年がかりの計画(矯正)が始まる年で(3年どころか数年かかるかも?)、そのためにいろいろ調べてもいます。それもあったのでブログに時間を割けなかったというのもあるのですが。完了したら私の今後の生活は明るいものになると思っています。具体的にはかみ合わせの悪さから起こっていた身体上の不都合が解消され、健康的な老後を迎えることができるということですね。そのため去年のような”攻め”ライフはちょっと我慢しなければならないかなとは思うのですが、どうなるのかは生活してみないとわかりません。年老いても”攻め”続けるために自分の体と向き合って(向き合わざるを得ない状況なのですが・・・。笑)、”日常生活”を大切にしなければと思っています。
でも自分でも大胆な決断をしたなあと思っています。(大胆でもないですか?)ですからこれもやはり”攻め”の一環ですね。

米良組(ファンによる米良美一さんの自主運営ファンクラブ。サイドバーにもリンクしています。)を通して米良さんの韓国語CDが届きました。
Korea NostalgiaというCDなのですがこちらで試聴できます。
「アリラン」を初めとして有名な曲が多いのかな、という印象です。詳しくはないのですが聴いたことがあるような曲が何曲かありましたので。
1:トラジ
2:ノイバラの花
3:鳳仙花
4:離別
5:ママよお姉さんよ
6:弦月
7:故郷の春
8:お母さんの心
9:アリラン

ピアノやギター、チェロ、奚琴(ヘグム)が伴奏楽器として使われていますが全体的にお洒落な雰囲気のアレンジで聴きやすく寛げますね。(それぞれの奏者は韓国では有名らしいのですが私は知りませんでした。)
米良さんが歌っているからというのもあるのですが、いつものごとく心の奥底にぐっとくる歌唱ですね。ハングル語も私はよくわかりませんがさすがの発音だと思います。米良さんが凄いのは調子の良い時でも悪い時でも、また古楽であろうと歌謡曲であろうと、心に響く歌が歌えるということですね。よくわからない外国の歌という感じがしないのです。このCDもおそらく韓国の人が聴いてもぐっとくるんじゃないのかなあという感じがします。
一番よく知っているのは「アリラン」なのですが、すでに出されているアルバムでリュート伴奏で歌っていらっしゃいますね。リュート伴奏の「アリラン」、なかなかいけますよ。もちろん今回のアルバムも素敵です。
韓国ドラマが嫌いなわけではなく好きなものもあるのですが、韓流は苦手な私。でも日本の心、日本文化をこよなく愛する米良さんが歌う韓国の民族的な歌は心から受け容れることができます。

4曲目の「離別」の途中、♪モ~リモリ~♪と聴こえるところがあり、家族で受けています。何だか美味しいものをモリモリ食べているみたいですね。優しい雰囲気の素敵な曲ですが、そこになると「キター!!」という感じでついつい笑ってしまいます。












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In the Bleak Midwinter [音楽鑑賞]




(歌詞)作詞Christina Rossetti作曲Gustav Holst

In the bleak midwinter, frosty wind made moan,
Earth stood hard as iron, water like a stone;
Snow had fallen, snow on snow, snow on snow,
In the bleak midwinter, long ago.

Our God, Heaven cannot hold Him, nor earth sustain;
Heaven and earth shall flee away when He comes to reign.
In the bleak midwinter a stable place sufficed
The Lord God Almighty, Jesus Christ.

Enough for Him, whom cherubim, worship night and day,
Breastful of milk, and a mangerful of hay;
Enough for Him, whom angels fall before,
The ox and ass and camel which adore.

Angels and archangels may have gathered there,
Cherubim and seraphim thronged the air;
But His mother only, in her maiden bliss,
Worshipped the beloved with a kiss.

What can I give Him, poor as I am?
If I were a shepherd, I would bring a lamb;
If I were a Wise Man, I would do my part;
Yet what I can I give Him: give my heart.


讃美歌468番「こがらしの風ほえたけり」(ほぼ上のロセッティの詩のまま。)

木枯らしの風 ほえたけり、
くろがねのごと 地は凍り、
雪ふりつみぬ いやしげく、
とおきむかしの 冬の日に。

わびしき冬の さなかにも、
君にゆたかに 乳はあり、
乾草(ほしぐさ)みてる 馬槽(まぶね)あり、
牛馬(うしうま)らくだ かこみつつ。

あまつつかいの うちつどい、
み空にみちて うたうとき、
み母はひとり みどりごを
口づけしつつ ほめまつる。

牧者(ぼくしゃ)なりせば こひつじを、
知者(ちしゃ)は知恵をぞ ささぐべき、
まずしきわれの イエス君(きみ)に
ささぐべきもの こころのみ。


英語の4番の歌詞は中学生か高校生の時の英語の問題に出てきた記憶があります。なぜ覚えているかというと、学校を通して購入した洋書(確かイギリスのポピュラーな詩ばかりの絵本)にも載っていたからです。
クリスティナ・ロセッティという詩人の名前も素敵だなあと思っていましたので印象に残っていましたが、後に日本語の讃美歌で発見した時は更に驚きました。上の動画はあのホルストによる曲(讃美歌も)ですが同じ歌詞の別な曲(Harold Darke作曲)も共によく歌われています。(埋め込みできませんがこちらでお聴きください。


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三木稔さんの曲を聴いてみました [音楽鑑賞]

作曲家の三木稔さんが12月8日に81歳で亡くなられ、伊閣蝶さんのブログでもそのことが取り上げられています。
気になる作品はあったものの三木さんの曲をまともに聴いたことがなかったため、聴いてみようと思いNAXOS MUSIC LIBRARYで検索してみました。

手始めにCelestial Harmoniesから出ている「日本~琴の芸術」というCDを聴いています。

Art of the Koto Vol 4

Art of the Koto Vol 4




NAXOS MUSIC LIBRARYで試聴できます。→こちら

このCDでは吉村七重さんが琴を弾いておられますね。(お名前は存じていました。)日本のレーベルではないですが、国内ではあまり聴かれてないのでしょうか。三木稔さんと吉松隆さんの曲が収録されています。三木さんの曲は琴協奏曲第3番 「コンチェルトレクイエム」と「竜田の曲」(琴のソロ曲)です。
能やコンテンポラリーダンスで使われそうな雰囲気の曲ですね。
詳細はNMLにリンクしてあるブックレットで読むことができますが(英文です。)、自分の耳で感じたことも大切にしたいし敢えて読んでいません。もう少し聴きこんでから読みたいと思います。



(追記)



こちらも外国のレーベルで(ARC)、「日本 - 琴、尺八、三味線の芸術」というタイトルです。

日本 琴、尺八、三味線の芸術 (The Art of the Japanese Koto, Bamboo Flute & Shamisen) [Import CD from UK]

日本 琴、尺八、三味線の芸術 (The Art of the Japanese Koto, Bamboo Flute & Shamisen) [Import CD from UK]

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ARC MUSIC
  • 発売日: 2002/03/25
  • メディア: CD



NAXOS MUSIC LIBRARYで試聴できます。→こちら

三木さんの曲はヤマト・アンサンブル(尺八・琴・三味線)による「夕影の詩」です。
こちらもブックレットを見ることができます(スペイン語だと思いますが。)



一番上と同じレーベル・同じシリーズですが伊閣蝶さんがおっしゃっていた「秋の曲」が聴けました。

Art of the Koto 3: Works for N

Art of the Koto 3: Works for N

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Celestial Harmonies
  • 発売日: 2003/03/11
  • メディア: CD



NAXOS MUSIC LIBRARYで試聴できます。→こちら

こちらでは「天女(←たぶん)」「秋の曲」(プロローグ・秋のファンタジー)を聴くことができます。
琴は吉村七重さん、尺八は三橋貴風さんです。

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最近行った2つのコンサート [音楽鑑賞]

具体的に書くことができないのですが、先月から今月にかけて二つのコンサート(あの米良さんのコンサートのほかに)に行きました。本当は両方とも詳しく書きたい内容だったのですが、それを書いてしまうとこのブログの書き手がブログのことを知らない音楽仲間にもろにばれてしまいそうなので残念ながら書くことができません。
二つとも同じ楽器で一般的には非常にレアです。

10月末に行ったコンサートではなんと手作り楽器でした!
手作り楽器も珍しくはないかもしれませんが、たいていの場合はキットがありますね。でもキットを使わずに製作された楽器でした。それを演奏された方は楽器作りは初めてとのことですが、なかなか良い音で驚きました。確かに見栄えは素朴でしたが。
この楽器を初めて使ったコンサートに集まった人たちは地元の方がほとんどで、宣伝がイマイチだったこともあってとても少なかったのですが、その楽器に相応しい本格的な内容でした。ちなみにその方は普段はもっと一般向けの内容で選曲されているようなのですが(つまりその楽器向けの曲ではなかったりします。)、今回のコンサートは敢えて本格的な内容にされたようでした。実はその貴重な楽器、私も演奏させていただけたのですが初めての手作り楽器とは思えない素晴らしい音色で、値段の高い楽器と比較しても遜色ないと感じました。今回の作品はもちろん今後の楽器作りのための試作品みたいなもので、これからまた新しいものを作成されるとのことでした。
こちらのコンサートは有料で1000円でしたが、地元の方と身内が多いコンサートだったのでそんなに儲からないのではと思います。
そうそう、演奏者の子供さん(0歳児)を含め、お友達家族のお子さんたちが多かった(未就学児が)のですが、子守をしている方々が上手に接していたせいか皆静かでした。もちろんたまにはいろいろありましたけれど、まったく問題ないレベルでした。

11月に行ったほうのコンサートはもちろん手作り楽器ではなかったのですが、こちらは二人の演奏家(同じ楽器)によるジョイントコンサートでした。それぞれのソロだけでなく合奏もありました。こちらは無料でしたが、有料にして良いコンサートだったと思います。1000円でも安いとは思いますが、せめてそれくらいは取ったほうが良いのでは、と思います。もちろんお客としてはただだとありがたいですけれど。
こちらのコンサートも身内が結構多かったように思います。音楽仲間が多く、私も数名ほど知人に会いました。演奏家二人も知り合いなので行ったのですが、演奏仲間も言ってみれば身内のようなものですよね。
こちらも宣伝がイマイチだったかもしれませんね。仲間内では大々的に宣伝していたのですが、お二人とも控えめな方々ですし、無料とは言え誰にでも宣伝しているということはないのでしょう。一人はすでにプロ活動されている方、もう一人はこれからプロになろうという方でした。それぞれがお好きな曲を選曲されていましたが、音楽史や楽器のことがよくわかるだけでなくなかなか楽しめるコンサートでした。楽器のために作曲された本格的な曲ばかりでポピュラーな曲はほとんどなかったと思います。(もちろんその楽器について知っている人にはポピュラーな曲です。)

本当に具体的に書くことができないというのは不自由ですね。
具体的に書くことができないもう一つのことを書き加えると、私は某所で上に書いたある方のコンサート(一応有料)で一曲歌わせていただくことになり、今選曲しているところです。楽しみですがどきどきします。

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ヴィオロン・チェロ・ダ・スパッラによる無伴奏チェロ組曲 [音楽鑑賞]

シギスヴァルト・クイケンの無伴奏チェロ組曲(J.S.バッハ)の演奏を聴いてみました。
バッハは協奏曲やカンタータなどの宗教曲中心に聴いているのですが、普段はあまり聴かない無伴奏チェロ組曲を今回は何度も聴いていました。




NAXOS MUSIC LIBRARYで全曲試聴できます。→こちら

NMLの試聴もできますが、公式な動画でクイケンの演奏(無伴奏チェロ組曲)を聴くことができます。
上のCDは動画に出てくるヴィオロン・チェロ・ダ・スパッラという肩掛けチェロ(チェロの古楽器)を用いて演奏されています。

BWV1007prelude(40秒過ぎたあたりから演奏が始まります。)


BWV1007courante


無伴奏チェロ組曲の名盤をたくさんお聴きの方はこの演奏に関して思われることも多いと思うのですが、私はあまりたくさんは聴いていませんので素直に楽しめます。(・・・というか比較しようと思ってカザルスも聴いているのですがイマイチよくわからないのです。)でもこの楽器、弾きにくそうですね。クイケンは体格が良さそうなので大丈夫でしょうけれど・・・。

左のサイドバーにヴァイオリンを演奏する奏楽天使の画像を載せていますが、顎にはさまずに演奏していますよね。顎にはさまないとどうなのでしょう?顎にはさむのも痛いですけれど、はさまないと弾きにくいのでは・・・などと思ったりします。
またクイケンの動画で使っている弓、これはバロックボウというものですが、使ったことがないので弾き心地がわかりません。バロックヴァイオリンでなくて普通のヴァイオリンに使ってみたらどうなのでしょうか?


ヴィオロン・チェロ・ダ・スパッラについてこちらのサイトで寺神戸亮さんの演奏や解説を聴く事ができます。少しだけ聴いてみましたが、寺神戸さんのほうがクイケンより滑らかに弾いているように思えました。(楽器は同じ製作者らしいです。)

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緑川まり&米良美一 おしゃべりデュオコンサート [音楽鑑賞]

「緑川まり&米良美一 おしゃべりデュオ・コンサート」に行ってきました。

もちろん米良さんのファンだから行ったのですけれど、緑川さんには以前から大変興味がありましたので、かなり期待して行きました。伴奏の長町順史さんの演奏を聴くのは初めてなのでそれも楽しみでした。最近はピア二スターHIROSHIさんとか塩入俊哉さんの伴奏で聴くことが多かったですが、以前のコンサートではたいてい北原葉子さんの伴奏でした。北原さんに事情ができたのかここ2~3年以上は長町さんが伴奏されていますが、私は生で聴いたことがありませんでした。
まずは音楽的なことに関する感想から書きたいと思います。

個人的に緑川さんのソプラノが聴けて本当に良かったです。私は最前列に座っていましたが間近で歌っている姿勢や表情を眺めることができて大変勉強になりました。
コンサート前に緑川さんの写真を見ていろいろ想像していましたが、想像では明るく華やか(派手)な歌い手さんでした。実際明るく華やか(派手)な部分もあるのですが、声質は案外暗いところもあって、”底抜けの明るさ”とは質が違います。例えるならビロードのような声でしょうか。米良ファンの皆様も一様におっしゃっていましたが、「キンキンしてないので聴き易い」声でした。ドイツリート(シューベルトの「鱒」)やフランス歌曲(R.アーンの「クローリスへ」)が素晴らしく、イタリア物も良いのですが(プッチーニの「私のお父さん」やナポリ民謡「オー・ソレ・ミオ」)、私はこの方は歌曲や宗教曲が向いていると感じました。華やかな外見ですが声はとても清楚な感じでちょっとギャップも感じましたが、更に暗さ(語弊があるかもしれませんが)も感じたのですね。声質はリリコ・スピントでしょうか。トスカとかアイーダなんかを主演されているようですが。

緑川さんは歌う時にあまり顔の動きがなく、米良さんとは対照的でした。最後のほうではゼスチャーもありましたが両手を両脇に下ろしていることが多かったです。体の筋肉の動きは豪華な衣装のせいでわかりませんでしたが、とにかくいかにも体を使って歌っていますというのが見えない方でした。しかし「赤とんぼ」では本当に”支え”を使って歌っているというのがよくわかりましたね。顔の話に戻ると、無意味にニコニコしながら歌う”頬骨を上げた”歌い方でなかったです。素顔の緑川さんはとてもニコニコされているのですが、歌う時はあまりニコニコされていなかったです。もともとの骨格も良いのかもしれませんが、やや顎を引き気味にされている程度で口もあまり開いていませんでした。ある意味とても自然体な表情でした。それでも低音から高音までしっかり芯の通ったソプラノの音色でしたし、発音がまた素晴らしかったです。これは米良さん(米良さんの発音の良さも多くの方が評価されていますが)も絶賛されていましたが、知らない言葉でもわかったような気持ちにさせていただけました。聴いていて子音がとても心地よく、私が曲としてはそんなに好きでない「鱒」もとても楽しめました。緑川さんを見ていると一生懸命口を動かさなくても子音を立てた発音ができるんだなあと思います。(この件に関しては弓場徹先生もおっしゃっていたと思います。)

米良さんは童謡とか昭和歌謡中心に歌われていて、最初から脇役に徹しておられる印象でした。
二重唱は「アヴェ・マリア」(グノー)、「山の音楽家」、「アメイジング・グレイス」、「ゴンドラの唄」、「紅葉」でしたが、二人の声の質は合っていたと思います。ただ微妙に・・・本当に微妙なのですが、若干ハモれてないところがあったような気もします。長町さんの伴奏は素晴らしい伴奏でしたが、特に二重唱の時に何となく合わない箇所があったような気がします。ミスタッチなのか何なのかちょっとわかりません。いずれにしても微妙な所の話なので私の気のせいかもしれません。そうそう、ソプラノとカウンターテナーなので当然緑川さんが主旋律です。

長町さんのピアノで感心させられたのはシューマンの「献呈」のリストのトランスプリクションです。もとはシューマンの歌曲ですがリストが編曲しているものですね。ピアノだけでなく声楽も学ばれているだけあって、歌を知り尽くしての演奏で素晴らしかったです。そういえば「献呈」の最後の部分にはシューベルトの「アヴェ・マリア」の歌の出だしを思わせる旋律がありますよね。それを思い出し一人でにやけていました。また二部ではコスマの「枯葉」のジャズ編曲版(藤井英一)を弾かれたのですが、そちらも素敵でした。

そして米良さんの独唱に関してですが、この日の米良さんはとても声が乗っていたと思います(二日前にもコンサートがあったようですが)。カウンターテナーの米良さんを期待している方はちょっと残念だったと思うのですが、「もののけ姫」は4度くらい下げて歌っておられましたね。また「見上げてごらん夜の星を」もCDに収録されているものと比較して5度くらい下げて歌っておられるように思いました。「見上げてごらん夜の星を」はともかく、「もののけ姫」を低く歌うのはかなり勇気の要る決断だったと思うのですが、音楽的に歌うことを優先されたのだと思います。童謡の歌い方はかなり独特で演技が入っていました。あれもアリだと思いますが、声も乗っていたので普通に歌ったほうが良かったような気がします。米良さんの歌では「ひとり寝の子守唄」が良かったです。


以下はプログラムです。(作詞者・編曲者は省きます。)
デュエット緑川ソロ米良ソロ長町ソロ
アヴェ・マリア(バッハ・グノー)
山の音楽家(ドイツ民謡)
サッちゃん(大中恩)
ぞうさん(團伊玖磨)
たき火(渡辺茂)
献呈(シューマン・リスト)
私を泣かせてください(ヘンデル)
鱒(シューベルト)
クローリスへ(R.アーン)
アメイジング・グレイス(黒人霊歌)

~休憩~

ゴンドラの唄(中山晋平)
四季の歌(荒木とよひさ)
ひとり寝の子守唄(加藤登紀子)
見上げてごらん夜の星を(いずみたく)
ピアニッシモの秋(中田喜直)
さびしいカシの木(木下牧子)
赤とんぼ(山田耕筰)
枯葉(コスマ)
もののけ姫(久石譲)
私のお父さん(プッチーニ)
紅葉(岡野貞一)

(アンコール)
ヨイトマケの唄(丸山明宏)
オー・ソレ・ミオ(ナポリ民謡)
ふるさと(岡野貞一)←全員合唱

「私を泣かせてください」「クローリスへ」は米良さんの歌で聴きたかったですが、緑川さんの歌で満足できました。でも正直童謡と昭和歌謡ではなく芸術歌曲やアリアを歌ってほしかったと思う私です。米良さんもこのところ昭和歌謡のコンサートが多く、それはそれで素敵なのですが、緑川さんとの組み合わせで考えたらかなり不満の残る選曲でした。金太郎姿を見ることができたのはいいのですが(初めて見ました!)、ドレスの緑川さんの隣で金太郎はちょっと・・・。
緑川さんが歌われた「さびしいカシの木」ですが、私が知っている歌とは違うメロディー(木下牧子作曲)でした。
私は鮫島有美子さんのCDなどで西脇久夫作曲のほうでなじんでいました。「ピアニッシモの秋」は初めて聴きましたが素敵な曲で気に入りました。

二人とも何度もお色直しをしていて視覚的にかなり楽しめました。
緑川さんのドレスは名古屋で作られているということでしたが、この日のドレスもすべてそうでしょうか。
羽のついた茶色のドレス、中世のお姫様のような袖のパフスリーブ部分に特徴のある茶色っぽいドレス、着物地を使った黒いドレス(襟まきトカゲのような襟は膨らんでいて触ってみたかった!スカート部分は柄のついた生地と黒い生地が交互になっていてプリーツスカートのような感じになっていました。胸元には男性の羽織についているような白い房が!)、これまた中世のお姫様のような赤っぽいドレス・・・と4着ですが、素敵でした。
米良さんは最初が金太郎(!)、青いスーツ(光る素材)、赤い着物(頭には赤い花)、市松模様のスーツ(正面は赤白・背面は黒白)でした。
それぞれ順番に書いていますが、二人でその順番の組み合わせで舞台に立っているところを想像してください。

またトークですが、さすがに米良さんは慣れたものでしたね。緑川さんは歌が終わるとぽ~っとされているようでした。でも歌が素晴らしかったので良いのです!

コンサート終了後は”出待ち”をしましたが、米良さん・緑川さん・長町さんそれぞれとお話ができました。
緑川さんに言い忘れたことが一つ。「出来ることなら弟子入りしたいです。」
正直日本人ソプラノで弟子入りしたいとまで思える方にはめったにお目にかかれないのです。(単に聴く機会がないからなのですが。)

聴いてみたいです。(緑川さんが出演しているヘンツェの「午後の曳航(えいこう)」

ヘンツェ:午後の曳航 (Henze : Gogo no Eiko) (2CD) [Import CD]

ヘンツェ:午後の曳航 (Henze : Gogo no Eiko) (2CD) [Import CD]

  • アーティスト: Mari Midorikawa,Jun Takahashi,Tsuyoshi Mihara,Teruhiko Komori,Zvi Emanuel-Marial,Kwang-Il Kim,Yasushi Hirano,Hans Werner Henze,Gerd Albrecht,Orchestra Symphonica Nazionale della RAI
  • 出版社/メーカー: Orfeo
  • 発売日: 2009/11/20
  • メディア: CD



こちらで全曲試聴できます。



(追記)

アンコールの後全員合唱「ふるさと」がありましたが、9月に行ったコンサートの時の「ふるさと」は一般には高すぎ(私にはちょうど良かったけれど喉痛でまともに歌えなかったです。)でしたが、今回は一般の人に歌い易い高さでした。私には低すぎてやはりまともに歌えませんでしたが。でも緑川さん、米良さんと一緒に演奏している気分を味わうことができました。目の前に米良さんが来られたし。

noripさんも記事を書いておられます。(こちら


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